衆議院選挙が終わりました。お疲れさまでした。次の選挙は私(もうすぐ帰化申請の予定ですので)も参加できればいいなーと願っております。で、結果ですが、事前の予想に比べると、『韓国で言う極右(笑)』勢が勝利した形となりました。
ヤフーの選挙結果ページによりますと、自民党が261議席(15議席減)、公明党が32(3増)、立憲民主党が96(14減)、共産党が10(2減)、維新の会が41(30増)、国民民主党11(3増)、れいわ新選組3(2増)、社民1(増減なし)、無所属10(1減)でした。他の政党は議席確保に失敗。
『韓国からすると』ですが、まず、自民党が善戦したのがありますが、維新の会と国民民主党の存在が気になるでしょう。韓国では、基本的に改憲に賛成する政党を極右としますので。各紙が、不満な論調で記事を出しています。特に聯合ニュースは、野党候補単一化(野党共闘)が期待に及ばなかった点を強調しています。以下、聯合ニュースなど各紙、<<~>>が引用部分となります。
<<・・4年ぶりに実施された衆議院選挙で、日本の有権者は再び自民党を信任した。当初予測よりも自民党の議席減少が少なかったのは、有権者が安定感を前面に出した自民党以外には『代案がない』と判断したためだと分析される。去る9月29日自民党総裁に選出され、10月4日就任した岸田文雄首相は、政権の基盤を強化するための初のテストを無難に通過し、国政運営に弾力を受けることになった。有権者が自民党に相当な不満を抱いているにもかかわらず、野党が代替勢力として選ばれないことが、今回の総選挙でも繰り返されたのだ。
これは、2012年末まで約3年3ヶ月続いた旧民主党政権に対する有権者の否定的な印象が、依然として残っていることを示唆するものだ。菅直人 当時民主党内閣が、東日本大震災と福島原発事故の際に見せた右往左往な対応に関する記憶が、日本の有権者が「自民党の代案」として第1野党である立憲民主党を選ばなかった理由となったのだ。
実際、今回の総選挙でも野党は約7年9ヶ月続いた安倍政権と、安倍継承を標榜した菅政権の弊害を批判し「政権交代」を掲げたが、有権者は依然として自民党が与える安定感を選んだ。立憲民主党を含めた5つの主要野党は、全国289地域区の75%である217カ所で候補単一化(野党共闘)を成し遂げたが、これといった効果は無かった。単一化に参加した5つの野党が確保した議席は、衆議院解散時点の131議席から、むしろ121議席に10席減った。野党候補単一化に参加せずに第3勢力を標榜した右翼性向の日本維新の会が、既存(11議席)の4倍に迫る41席を確保した。自民党の減少した議席と他の野党の議席を吸収した様相だ・・>>
聯合ニュースの記事は、かなり大人しい文章です。他の記事の場合、きょくうがぁ~とか普通に書いています。<<岸田文夫首相が率いる日本の自民党が、衆議院総選挙で、全465席のうち261席を獲得し、単独過半議席を確保した。 これにより安倍から続く日本の極右政権は、当分の間、さらに強固になる見通しだ・・(マネートゥデー)>>、などなど。
他にもヘラルド経済は「日本の右翼、躍進 『前へ!』」という題の記事で、<<松井一郎大阪市長が代表する日本維新会は、関西地域の中心都市である大阪地域政党に出発した。(※維新の会は)慰安婦問題などに対する日本政府の責任を否定するなど、極右的性向を見せてきた。奥薗秀樹静岡県立大学教授は「極右性向である日本維新会の浮上が、長期的に韓日関係の変数になることもありえる」と評価した。外交・安保公約を見たところ、日本維新の会は自民党と類似点が多く、岸田文雄首相が推進を公言した改憲議論に『キャスティングボート』の役割をするものと見られる・・>>と、維新の会の躍進を警戒しています。
東京の某大型書店、新書コーナーのよく見えるところにありました。本当にありがとうございます。感謝の言葉しかございません。昨日、1日中「あちました」と誤記していたのは誰にも言わないつもりです。
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