バイデン大統領、対中牽制関連会議で、韓国の文大統領を自分の隣に座らせ、自分の次に発言するようにセッティング

バイデン大統領が、国際サプライチェーン関連の首脳会議(イタリア・ローマのG20首脳会議の一環)で、わざわざ文大統領を自分のとなりに座るようにし、自分の次に発言するようにした、という記事がありました。『事実上G8』って、いろいろ大変ですね。以下、文化日報から引用します。

 

<<欧州3カ国を訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、当初期待していた成果はおろか、負担だけ増やして帰国することになったのではないか、という懸念が高まっている。気候変動対応の努力を見せるとともに、教皇訪朝、終戦宣言、対北朝鮮政策に対する国際社会の支持を引き出そうとしたが、ジョーバイデン米大統領との正式会談不発など、核心の議題から外される形となった。岸田文雄日本首相がバイデン大統領と短い時間でも会談をしたことと、比較されるという指摘も出ている。

バイデン大統領が主導する対中国牽制の動きにより、米中の間での(※韓国の)負担だけが増えることになった。大統領は初の日程でフランシスコ教皇に会って訪朝を再度提案し、朝鮮半島の平和プロセス進展意志を示した。しかし、バイデン大統領と対面会談を通じて終戦宣言など対北朝鮮政策の推進力を得るという試みは霧散した。行事前2~3分間会話を交わすだけだった。

無泊日程で英国を訪れた岸田首相が、バイデン大統領と「短期間会談」でも行った点に照らして、バイデン大統領が朝鮮半島政策を外交政策優先順位から外しているのではないか、という解釈が提起される。代わりに、バイデン大統領が大中国牽制を強化し、韓国政府を対中対立の前面に出そうとする状況は、負担になるばかりだ。

バイデン大統領は対中牽制の意図を明確にしたグローバル・サプライチェーン首脳会議(※G20首脳会議の一部でした)で、文大統領を自分の隣に座らせ、自分の次に発言するようにする、『配慮』をした。バイデン大統領は、COP26会議では主要同盟国と共に中国の一帯一路の牽制のための「よりより良い世界の再建」(B3W・Build Back Better World)会議を行った。政府内外では、対中牽制を高めるバイデン政府が、韓国に対して参加圧迫を本格化するという懸念じみた観測も出ている。

一方、岸田首相は2日、COP26特別首脳会議期間にバイデン大統領と略式会談を行い、早いうちに正式会談することに合意した。また、岸田首相はCOP26に出席した半日余りの間、ボリス・ジョンソン 英国首相、スコット・モリソン オーストラリア首相、ファム・ミン・チン ベトナム首相などとも会談した。しかし、文大統領とは略式対話も持たず、任期内の韓日関係改善は事実上難しくなったという評価が出ている・・>>

 

『配慮』と書いた皮肉が、なんともいえない独特の味(?)を出しています。さすがは事実上G8。ちなみにグローバルサプライチェーン首脳会議は、中国を名指しはしていないものの、人権問題などを取り上げ、迂回的に『価値観の共有が、サプライチェーンの重要な要素になる』という点を強調した、とのことです。

 

 

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