韓国ネットメディア『日本から尿素水を輸入してはならない。日本の優越意識を高めるだけだ』

本ブログではあまりソース記事として引用しませんが、「アイニュース24」というネットメディアがあります。もともとはIT専門誌で、ネットメディアとしては初めて韓国のIT関連政府機関(情報通信部)公式出入許可記者を輩出したりしました。

そのアイニュース24が、『尿素水が足りなくても日本にだけは何もお願いするな。日本の優越意識を満たすだけだ』『人道的助けにすら、日本は恩着せがましい』という記事を載せました。別にそう主張したいならすればいい・・といったところですが、その『恩着せがましい』の解釈が、あまりにも無茶苦茶です。以下、アイニュース24から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<・・梗塞した韓日関係の中でも、両国(※日韓)は協力事例を導出する姿を見せた。コロナ19余波で飛行機便が止まっていた時、両国は世界各国に滞在中の自国民を帰国させるため、チャーター機に韓国人と日本人を一緒に乗せて帰国させる姿を演出した。特に昨年5月、インドで急性白血病診断を受けても帰国できずにいた子供を韓国・インド・日本3国の共助で日本航空(JAL)旅客機に乗せて韓国に帰国させた事例が代表的だ。

当時、日本政府のスポークスマンだった菅義偉官房長官は、定例記者会見を通じて「韓日協力の良い例だ」とし、「コロナ19対策に各国が協力して対処しなければならない状況で、今回の事例について韓国側も(日本に)深い感謝の意を表明している」と話した。一方、韓国政府はチャーター機に日本人を搭乗させたことと関連し、事実だけを伝え、いかなる立場も出さなかった。

最近、韓国政府は中国発の尿素水品薄事態を解消するため、対応に乗り出した。特に今回の事態による教訓として、輸入先の多様化を通じて事態が収拾される雰囲気だ。問題は、その過程で日本産尿素の輸入も部分的に行われた点だ。日本は韓国が経験している尿素水品薄事態から自由だ。尿素を自社生産する能力を備えており、インドネシアやマレーシアなどから主に輸入し、中国当局の輸出規制にも需給上の問題はない。

このため、韓国政府と関連企業は、余裕在庫を十分に保有していて地理的にも近い日本からの輸入も検討せざるを得ない状況だ。しかし、日本に尿素・尿素水関連の助けを要請するのは、まさにその場しのぎにしかならない。これは、これまで日本政府が韓国を責めることで右翼中心の支持層を結集させた、各種規制によって発生した被害や、両国の人道的な助けにおいても、恩着せがましいだけだった日本の行動を振り返ってみると、自ずと答えが出てくる。韓国政府と企業が日本に助けを要請すれば、彼らが持っている誤った「優越意識」を鼓舞させるだけだという事実を、決して忘れてはならない>>

 

いや、日本の場合、別に積極的に韓国に輸出するつもりも無いみたいですが・・(笑)。5月の件を当時の読売新聞から探ってみますと、新型コロナで飛行機便が機能していなかった5月。インドにいた白血病の女児(2歳、韓国人)の帰国を助けるため、日本大使館が羽田空港行きの日本人用臨時便にその女児と家族の座席を用意しました。日本はビザ発給や検疫免除でも協力し、ちょうどこどもの日の5日、女児は韓国につくことができました。

当時、菅義偉官房長官は、こう話しています。「人道的観点から、日本航空の協力で実現したもので、日韓の関係者の努力に感謝したい。韓国側から深い感謝の意が表明されており、日韓協力の良い例になった」。まず、これのどこが『人道的なことでさえ恩着せがましくする』ものなのか、そこから理解できません。理解できたら出来たで、人としての何かが壊れそうな気もします。そう、日本側の恩着せがましさに関する問題ではありません。韓国側の恩知らずに関する問題なわけです。

 

 

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