バイデン行政府の人、東亜日報記者に「警察庁長の竹島上陸は、国内政治としては上手いことだが、外交としては下手だったな」

バイデン行政府の人が、韓国警察庁長の竹島上陸とその後の記者会見霧散のことで、東亜日報のワシントン特派員にこう話しました。『極度にうまく調整されたものか、極度に下手なものか、そのどちらかだ』。記者はこの発言を、『反日を利用した韓国内政治のためのものなら実にうまいが、そうでないなら(外交としては)実に下手なものだった』という意味だと解釈しました。なにせ、記者は似たような話を他にも聞いているようです。

ソース記事は、基本は『日本に責任がある』と書いていますが、いたるところに『ワシントンでは、韓国が問題を提供したという認識が広がっている』と読み取れる内容が散らばっています。露骨にそう書いてあるわけではありません。でも、なぜでしょうか。私の心が曇っているだけかもしれませんが、そう『書きたがっている』ように見えました。以下、東亜日報の記事から引用します。<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・(※日米韓共同記者会見のことで)共同記者会見が突然キャンセルされたことは、米国務省としてもかなり慌てるしかなかった。一人で会見しないといけなかったウェンディ・シャーマン国務部副長官としては、後頭部を叩かれたと思ったかもしれない。3人用の長い舞台に1人でいる姿は、すごく不自然だった。この外交的突発状況に、海外メディアが見せた関心は予想より大きかった。韓国だけでなくブルームバーグ通信をはじめとする米国現地メディアからヨーロッパ、中東メディアまで関連記事を出した。

あるメディアは「日本が記者会見場を蹴っ飛ばして出ていってしまった」と報道したが、国務省から「米国の単独会見は韓米日3国が事前にあらかじめ合意したもの」という指摘とともに、修正要請を受けた。この騒ぎは、米国の対中牽制意図が込められた北東アジアの多者協議体が、どのように転がっているのかは、全世界の注目を集めている問題であったからだ。

国務省は特に中国メディアをはじめとする中国の反応を注目してみたと伝えられた。中国メディアが次々とこれを報道し、一部で「いいざまだ」とコメントすることを、当局者は憂慮していた。米国側の人たちは、韓日両国が過去史問題で衝突するたびに「このような亀裂を一番喜ぶのは、北朝鮮と中国だ」と指摘してきた。

韓米日の三角協議体は、事実、私たちにとっても重要な外交安保共助の枠組みだ。韓国はクアッド(Quad)にもオーカス(AUKUS)にもファイブアイス(Five Eyes)にも、域内多者協議体のどれにも属していない。下手すると、『孤島』になるかもしれない。米中間の熾烈な覇権競争の過程で、域内の『この指とまれ』はより強く、より素早く展開されている時点である。

「韓米日」という構図が揺れるたびに、専門家たちは「北朝鮮がミサイルでも撃ってくれないかな」という、自嘲的な冗談を言う。共同の脅威に対応するためでないと、韓国と日本が協力する場面は演出できないからだ。今は、そこに中国も含まれていることが、否定できない現実だ。中国の核能力増強と台湾に向けた武力デモ、サイバー攻撃、先端技術競争は、これに立ち向かう米国の同盟管理をさらに強化している。韓米日協力の比重と役割と期待値が共に変化しつつあるのだ。

今回の記者会見霧散の責任が日本にあるということは争いの余地がない。 しかし、ワシントンにはその口実となった韓国警察庁長の独島(※竹島)訪問が、来年大統領選挙を控えた一角の政治的意図と関連しているのではないかという疑問も存在する。 ジョーバイデン行政府の人は記者に、「今回のことは、非常によく調律されたか、極度に愚かに調律されたか、どちらかだ」と話した。 反日感情がもたらす政治的効果を考慮したものなら効果を見ただろうけど、そうでなければ外交的に未熟だったという指摘だ。不必要な疑いを買わないためにも、韓日関係の改善の試みは切実だ>>

 

いつだったか、韓国で日本の家電や映画に良いレビューを書くには「『私は韓国人で独島は韓国の領土だと思っているが』を真っ先に書いておく必要がある」と書いた記憶があります。それと似たような書き方にも見える・・そんな気がしますが、気のせいでしょうか。もしワシントンで『この件は日本が悪い』という話を1件でも耳にしたなら、そういう話も併記したはずですが。

 

 

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