韓国、佐渡金山の世界遺産登載にまた「歴史歪曲の恐れ」と主張

以下、各紙、<<>>が引用部分となります。

新潟県の佐渡金山が、世界遺産に選ばれる可能性が出ています。8月の新潟日報によると、<<文化庁は5日、文化審議会世界文化遺産部会を今月11日に開き、世界文化遺産登録の前提となる国内推薦候補の選定について諮問すると発表した。2021年度に国内推薦を目指すのは「佐渡島(さど)の金山」(佐渡市)のみで、選定が有力視されている・・>>、と。

この件を、韓国の地上波放送などが「朝鮮人が労働させられた場所だ」、「端島の二の舞」と大きく報道しました。間違いなく、日本側に対し佐渡金山の登載放棄、またはありもしない内容を明記するよう要求すると思われます。ちなみに、佐渡金山の世界遺産登載は、『金山』として有名だった江戸時代までを対象にしています。以下、SBSの記事から引用します。

 

<<日本政府が、日帝時代の朝鮮人労役現場である佐渡鉱山をユネスコ世界文化遺産登録候補に推薦する可能性が高いことが、今日(23日)把握されました。2015年に世界文化遺産に登載された端島、別名軍艦島と同様の歴史歪みが起きないよう、動向を注視する必要があります。日本文化庁の関係者は、ユネスコ世界文化遺産登録を目指す日本候補として、新潟県「サドノシマノキンザン、以下「佐渡鉱山」を、推薦するかどうか、文化審議会が検討中だと、聯合ニュースとの通話で明らかにしました。今回世界文化遺産登録を達成するため、日本で検討中の対象は佐渡鉱山だけです。

文化審議会は、佐渡鉱山を候補に推薦するか、候補を出さないかの結論を下すと予想されると、この関係者は付け加えました。もし佐渡鉱山が候補に決定されれば、日本政府は来年2月1日までユネスコに正式に推薦書を出すことが予想されます。登録の有無は、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡協議会(イコモス、ICOMOS)の審査と勧告を経て、2023年に正式に決定される見込みです。

佐渡鉱山は2010年、ユネスコ世界文化遺産の潜在リストに登録されました。佐渡鉱山は江戸時代には金鉱で有名でしたが、太平洋戦争が本格化した後は、銅、鉄、亜鉛などの戦争物資を確保する鉱山として主に活用されました。日帝は、不足している労働力を埋めるために、朝鮮人労務者を佐渡鉱山に大挙動員しました。日帝強制動員被害者支援財団が発刊した資料によると、「使徒鉱山は展示期間中最大1200人余りの朝鮮人を強制動員した」が、実態はほとんど明らかにされていません。使徒鉱山の朝鮮人労働者について研究したヒロセデイゾ(※多分、広瀬貞三教授のことだと思われます)日本福岡大学名誉教授は、「少なくとも2千人ほどの朝鮮人が動員されたと推定する」と最近明らかにしました。

広瀬教授の研究によると、佐渡鉱山の朝鮮人はほとんど危険性の高い坑内作業に従事し、日本人が坑内作業に従事した割合は低かったといいます。しかし、日本が使徒鉱山をユネスコ世界文化遺産候補に推薦する場合、このような歴史をきちんと記載するか不透明な状況です。新潟県と佐渡市が文化庁に提出した推薦書の要約本を見ると、対象期間を「戦国時代(1467~1590年)末から江戸時代(1603~1867年)」に限定し、日帝強制占領期を除外する方式になっています。彼らは佐渡鉱山について「16世紀後半から19世紀半ばまでの伝統的な手工業による金山遺跡群」と紹介しました・・>>

 

実態は明らかにされていないといいつつ、いろいろ言ってますね。一つ気になるのは、普通、金山の韓国語訳は『金鉱(グムグァン)』になります。でも、SBSだけでなく、どこのメディアも佐渡『鉱山』としています。SBSの場合、「佐渡島の金山」をわざわざ日本語のまま読み上げ、それから『佐渡鉱山』としているのは、そういうミスリードを自ら認めているようなものでしょう。日本政府が推薦する年度的にも、『金山』というイメージは、韓国にとって邪魔になるからです。

端島のとき、『forced to work』などの発言で、韓国側に大きな餌を与えてしまったことがあります。ちょうどあのとき、外相が岸田さんでした。当時、安倍総理をはじめ、「forced to workは言葉通りに『自分の意志に反して働く人もいた』の意味であり、国際法違反となる『forced labor』のことではない」と説明しましたが、韓国側は「日本も国際法違反を認めた」という認識を曲げていません。ちなみに、『戦時徴用』は国際法違反ではないので、これは『併合は違法だった』とする韓国の国是論理とも繋がっています。韓国は、佐渡金山の世界遺産登載に同意することで、なにかの『代価』を要求するはずです。端島のときの失敗を繰り返さないよう、くれぐれも気をつけてほしい・・・そう願うばかりです。

 

 

 

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