韓国の新型コロナ関連情報です。集団感染が起きたとはいえ、昨日、韓国の新規新型コロナ確診者(感染者)が4,116人で、初めて4千人台となりました。前にも同じ趣旨を書きましたが、入国緩和に関する話が聞こえてくる昨今、単に相手国家の「ワクチン接種率」だけでモノゴトを論じてはいけない、それを示してくれる事例でありましょう。
専門的な知識は持ち合わせておりませんが、ウィズコロナを施行したからには、確診者数が増えるのは想定しないといけません。問題は、危重症患者(重症患者)と死亡者が増加していることです。同日のデータで、重症患者は586人、亡くなった方が35人もいるし、入院患者は118人も増え、660人となりました。以下、マネートゥデーから引用します。<<~>>が引用部分となります。
<<コロナ19新規患者が初めて4000人を超えた。 日常回復(※ウィズコロナ)後の反作用が激しい。ウィズコロナ施行で確診者が増える可能性は前からあったが、何より危重症患者と死者数が急速に増えている点が懸念される・・・・流行が集中している首都圏の病床稼働率は83.7%で、危険水準だ。
医療現場では病床数不足で患者の移送が遅滞し、医療スタッフが不足して適切な治療が難しくなっているとの声が上がっている。政府はまだ非常計画が必要ないという立場で、今後、年末の会食など私的な会合の増加でコロナ19の拡散傾向がさらに強くなる可能性がある。 流行が長期化された場合、すでに限界と言われている首都圏医療体系の負担が加重される恐れがある・・>>。
別記事ですが、同じくマネートゥデーは、『東京新規患者急減、日本だけ一体何故こんなことが』という妙なニュアンスの題の記事で、mRNAワクチンの効果、ウィルスが修復機能の問題で自ら消えたのではないか、などの主張を紹介しています。これらの主張の中に正解があるかどうかは分かりませんが、さすがにもう「検査数がどうとか」「選挙がどうとか」の主張は無くなったようです。ソース記事のURLだけ紹介します。
あと、天安(チョンアン)という地域の某宗教施設で232人の集団感染が発生しているので、その数も考える必要があるでしょう(※232人が『昨日』のデータに全部入っているわけではありません)。どういう施設か詳しくは分かりませんが、信徒たちが施設内で共同生活をしていたとのことで、感染者の92%がワクチンを接種していない、とのことです。ここはファイナンシャルニュースの記事から引用します。
<<宗教施設を基盤に共同体生活をする天安のある村で、住民232人がコロナ19に集団感染した。23日、天安市によると、グァンドク面(ミョン、行政単位)にある宗教施設で共同生活をする村で、コロナ19集団感染が発生した。去る21日、1人がコロナ19に確診、321人に対する診断検査で、現在まで全部232人が陽性判定を受けた。コロナ19検査を受けていない住民106人に対する検査がすべて終われば、確診者はさらに増えると予想される。確診者の多くはワクチン接種をしていないことが明らかになった。確診者209人のうち、ワクチン接種の有無など調査が行われた人員は179人で、このうち92%の164人がワクチンを接種していないことが明らかになった。ワクチン未接種の理由は明らかにされていない。防疫当局によると、確診者のほとんどは外部活動なしで、村内で生活していたという・・>>
この人たちは、ワクチン接種に関して、なにか施設側に関する考え方(信念?)があったのでしょうか。もしそうなら、なんで8%は接種したのか?『上』の人たちだけこっそり接種したのか? 一応、検査にも素直に応じているようですし・・ちょっと心が曇りすぎた見方かもしれませんが、田舎までワクチンおよび接種に関する行政がちゃんと届いていないのではないか。そんな部分も気になります。
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