新型コロナが問題になった頃、真っ先に大騒ぎになった大邱(テグ)にある、慶北(キョンブク)大学病院。その大学の予防医学教授が、K防疫には致命的な問題があり、それが何なのかを、今の日本が示していると主張しました。韓国側の主張とは違うことが日本で起きているにもかかわらず、「日本がデータを操作している」と信じるだけだった、とも。
専門的な知識が無いので評価は避けたいし、なにより、日本でも、まだまだコロナ禍が終わったという証拠はありません。オチも書かないことにします。ただ、初期の頃からずっとあった『PCR検査を増やすべきか』についての議論、集団免疫に関する議論、などなど。それらの議論についての、「議論が始まってから、約2年後の『今』の、専門家の見解」であること。「韓国は、日本を悪く言うために、日本の防疫を完全に無視していた。それが失敗の一因」と指摘していること。そして、なんというか、韓国が好む「極端な二分法」とも繋がっている気がする・・などなど、そんなところが気になって、エントリーしてみます。中央日報です。<<~>>が引用部分となります。
<<・・(※日本で新型コロナ感染者数が急減していることについて)イ・ドクヒ慶北大医大予防医学科教授が、「日本の確診者急減は。『K-防疫』の致命的誤謬を示している」と主張した。日本は22日、今年に入って最も少ない確診者数50人を記録した。 23日には113に小幅増加したが、24日には77人まで減った。死者もほとんど発生していない。
日本の確診者急減については様々な主張が提起されている。「ワクチン効果」説、そして「デルタウイルス死滅」説、「検査件数急減」説などだ。イ・ドクヒ教授は、そんな説が多いこと自体が、「K-防疫が日本の防疫よりも優れていると信じたいから、そう言っているだけ」と批判した。それとともに、日本の確診者数急減が「自然感染を防がなかったおかげだ」と主張した。
イ教授は、「韓国と同じぐらいの接種率の日本が、韓国と一番違う点は、無症状あるいは軽症にすぎない自然感染を、国家が防疫という名分のもとに積極的に防がなかったことにある」とし「日本の確診者急減は、ワクチン接種率が50%にならなかった頃からすでに始まっていた。それは、強力で広範囲な免疫を提供する自然感染の経験を持つ人々が存在するからこそ可能だったのだ。確診者の急減は、単にワクチン接種率だけでできるものではない」と指摘した。
続いて「日本がデータを操作しているという説は、コロナ19流行初期から韓国社会を支配してきた」とし「支配されていたせいで、昨年3~4月から見られた、とても奇妙な現象、PCR検査(遺伝子増幅検査)もせずに放置しているように見えた日本で、なぜコロナ19による死亡者が爆発的に増えなかったのか。だれもそれについて疑問を提起しなかった」と主張した。
イ教授は「私は流行初期から『交差免疫』の重要性を強調してきた・・・・日本の確診者急減は、K防疫の大前提、すなわち『無症状だろうがなんだろうが絶対にかかってはならない感染症』という仮定に、致命的誤謬があったことを示している」、「(韓国は)矛盾でいっぱいの防疫を2年も経験しているところだ」と指摘した。また「韓国ではこれまでウイルスに対する恐怖が『学習』されており、受け入れが容易ではないだろうけど、K-防疫の弊害は、コロナ19に対して、国家が先頭に立って誇張された恐怖を助長し、これを防疫の成果として積極的に活用したという点にある」とした。
それとともに「今まで防疫当局は、無条件でワクチン接種率を上げればすべての問題を解決できるように国民を誤解させてきたが、この難局から抜け出すためには、ブレークスルー感染であれ何であれ自然感染を経験する人々が多くならなければならない」とし「今からでも、動線を追跡する疫学調査と、無症状・軽症患者を対象とするPCR検査を中止しなければならない」と付け加えた>>
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