「日本は、大陸進出のため、朝鮮半島を狙っている」。何時の時代、どこの世界か分からない主張ですが、韓国ではこの主張を、知識人とされる人でも、普通に信じています。多分、豊臣秀吉の朝鮮出兵あたりに、『時間が固定されている』のではないか、そんな気もします。他でもない与党の大統領候補が、産経新聞の記者に対して同じ主張をしました。以下、ニュース1から引用してみます。動画の自動再生にご注意ください。<<~>>が引用部分となります。
<<・・この日(※25日、外信記者招待討論会で)、李在明候補は外信記者に、自分を実用主義者だと紹介し、「城南(ソンナム)市長と京畿道知事をしながら、主権者の生活を変えようと努力した。国民の生活を改善できるなら、保守や進歩、右派や左派にとらわれる必要がないと思う」と明らかにした。李候補は「日本について強硬発言をしてきた李候補が大統領になると、韓日関係がより困難になるという懸念がある」とする共同通信記者の質問に、「韓日関係を再確立し、実用的なアプローチを通じて未来志向的な関係を構築していくだろう」と答えた。
日韓の徴用問題(※朝鮮半島出身労働者問題)に関しては、「韓国と日本は地理的に近く、文化的交流も非常に多かった」とし「だが、日本が韓国を侵攻して長い間韓国民衆に害を及ぼした歴史がある。国家と国家間の関係でも、間違いをちゃんと認め、妥当な補償をすることが、今後より良い関係のために望ましい」と慎重に答えた。
産経新聞記者が日本との安保協力について尋ねると、李候補は「とにかく日本は韓国を侵攻して数十年間支配して奪い続けた戦力がある」とし「今も『普通の国』化を名分に、軍事大国化を夢見ているではないか。韓国が実効的に支配している独島(※竹島のこと)に対しても、自分の領土と無茶を言いながら絶えず挑発している。過去史についても明確に認めたり、本気で反省する姿が見られないため、憂慮している」と所信発言を続けた。また、李候補は「ある特定の時期には、日本の大陸進出を望む欲望が垣間見えることもある」と指摘した。
また中国人民網記者が韓中両国協力について尋ねると、李候補は「中国との関係は戦略的パートナーだ」とし「最近、米中関係の競争局面が激化し、韓国に選択を強要する状況が多く発生している。韓国外交の原則は、国益中心の実用的外交が基調である。片方に振り回されるのではなく、私たちが選べる状況を作っていくのが外交の方向だと思う。 国益中心に実用的外交を広げる」と明らかにした・・>>
ソース記事にはありませんが、他にも李候補は「すでに裁判結果が出たのでどうしようもない(いわゆる『政府にできることは無い』)」、「日本が心からの反省と謝罪をするのが第一歩で、それさえできれば賠償の件はいくつか選択肢があるかもしれない」などと話しました。一時は野党候補と10%以上も差が広がっていた李候補の支持率は、最近になってまた回復、野党候補と5%ぐらいの接戦を繰り広げています。この前本ブログで紹介した件以外にも、エンブレインパブリック、コリアリサーチ、韓国リサーチ、ケイスタットリサーチ4社合同調査でも、野党の尹錫悦(ユンソクヨル)候補35%、李在明候補が32%でした。与党支持者たちが団結した、と言われています。ただ、調査機関にもよります(まだ10%以上負けているという調査結果もあります)。
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