韓国左派放送人、ニュース番組で「日本の感染者急減は、韓国の検査キットを使わなかったからだ。日本製は、デルタ変異株を検出できない」

ソウル市が運営する「TBS」という放送局があります。首都圏ではケーブルTVチャンネルもあると聞きますが(見たことないのでよくわかりません)、ソウルの交通情報に力を入れており、主に「TBS交通放送」という名のラジオ放送はかなり有名です。本エントリーの金於俊(キム・オジュン)氏は、その交通放送を代表するジャーナリストです。政治関連発言、特に左派支持発言が多く、ちょっとした本物の政治家より有名では?と思われるほどです。

ただ、『有名』だからといって、支持だけを受けているという意味ではありません。ソース記事も原文で触れていますが、文政権支持が強すぎるせいか、現政権に有利なことなら何でもする方向性があり、一部、特に保守右派側からはものすごい反感を買っている人物でもあります。で、そのキムさんが、『日本で新型コロナが急減しているのは、韓国の検査キットを使っていないから、ちゃんと検出できなかったせいだ。日本の検査キットではデルタ変異株を検出できない』と主張しました。以下、キム・オジュン氏の主張を引用してみます。マネートゥデーです<<>>が引用部分となります。

 

<<親・与党ジャーナリストのキム・オジュン氏は、日本でコロナ19の確診者が急減した状況と関連、「日本は韓国の診断キット(※検査キット)を輸入しないほとんど唯一の国家」とし「日本の診断キットでは、検査をしてもデルタ変異を捕らえられない」と主張した。キム氏は26日TBSラジオ「キム・オジュンのニュース工場」で「専門家から聞いたが、とても合理的だと思う。非常に一理がある」とし、このように話した。

日本は最近コロナ19確診者数が日100人内外に急減した。正確な理由は明らかにされていない。無症状の確認者に対する検査有料化による絶対検査量の減少、高い10代コロナ19ワクチン接種率、mRNA系統ワクチン(ファイザー・モデルナ)中心の接種、無症状確診者の「自然免疫」の獲得などが理由に挙げられている。このような中、キム・オジュン氏が日本の「診断キット不実説」を提起したのだ。キム氏の主張は、性能の良い韓国産診断キットがない日本は、デルタ変異を検出できないという推論に近い。

彼は「私たちもデルタ変異が100%に近い。日本は私たちよりもデルタ変異が早く広がっただろう」とし「デルタ変異はスパイクタンパク質の変異が激しいという。米FDA(食品医薬品局)でこのスパイクタンパク質を検出部位に選択したPCR(遺伝子増幅)診断キットの場合、デルタ変異を検出できない確率が非常に高いという警告メッセージを出したことがある」と説明した。

続いて「最低3カ所以上、いろいろなところを検出してみなければならない。それでコロナ19確診かどうかがわかるという警告をしたことがある」とし「3カ所以上検出する診断キットはほとんど韓国のもの」と強調した。キム氏は日本が韓国産診断キットをほとんど輸入しないとし「日本で検査に比べて確率が(以前は)20~25%だったが、最近は1パーセント未満だ」と話した。

金氏の場合、これまで陰謀論を主張したことが多く、今回の主張も検証が必須だ。キム氏は昨年11月、ファイザーコロナ19ワクチンの効果が90%以上というニュースに「株価対策のためのニュース」とした。しかしファイザーワクチンは該当ニュースが出た直後に米FDA承認を受けた。韓国政府が初期に多くを輸入したアストラジェネカワクチンが米FDA承認を受けられなかった点についてキム・ジュジュン氏は「ファイザー、モデルナは米国会社だ。一方、アストラジェネカは英国会社」とし「FDA承認を遅らせるたのは、ファイザー、モデルナや同じ米国会社が力を使った側面もあるだろう」と話した>>

 

ああ、検査キット・・懐かしいですね、拙著『反日 異常事態』の帯に書いてあるあのフレーズ、いまでも忘れることができません。同じく、ケーブルテレビ加入世帯が不思議なほど多い韓国の人なら知らない人はいないはずの有名ケーブル局「YTN」の、「日本は、韓国の検査キットがほしければ、『日本人でごめんなさい』と言うべきです」発言。あれを思い出さずにはいられません。「急減」というからには、ついこの前まで日本でも感染者が多かったという意味ですが・・じゃ、2~3ヶ月前に使っていたのはどこ製のキットだったのでしょうか。

 

 

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