またコロナ関連です。約14,944人が在宅治療中の韓国ですが、首都圏(ソウル、仁川、京畿道)だけで954人が入院できず(入院待機)、その中の相当数が高齢者(70歳以上)や基底疾患(基礎疾患)持ちであることが分かりました。
ウィズコロナで新規感染者が増えるのは、ある程度は仕方がありません。しかし、ここまで人の命に関わる案件になると、もう本当にK防疫ってなんだったのか、と思わずにはいられません。数ヶ月前の「k防疫を賛美する記事」をいくつか読んでみると、もう本当に呆れてしまうほど、心が曇ります。以下、韓国の新型コロナ事情、入院待機のデータをメインにソウル新聞から引用してみます。です。<<~>>が引用部分となります。
<<新種コロナウイルス感染症(コロナ19) 危重症患者が、連続で700人以上を記録している。新規確定診者も連日5000人前後で、首都圏の重症患者用病床が、もう限界に達したのはもちろん、首都圏以外でも病床待機(※入院できず、待機)が本格化している。5日、中央事故収拾本部によると、前日午後5時基準、ソウルの重症患者治療用病床の稼働率は91.1%だ。349個の病床のうち、318個が使用中だ。仁川も91.1%(79個のうち72病床使用中)を記録し、京畿道はこれより少し低い79.0%(366個のうち289個)と集計された。
首都圏全体では稼働率が85.5%を記録しているが、ソウルと仁川の場合90%を突破した状況だ。残った重症患者用の病床は、合計115個と集計されたが、そのすべてをすぐに使用できるわけではない。重症患者用の病床は、入院・退院の手続きと余裕病床の確保などの問題で、もともと100%稼働できるものではない。また、患者の世話をする人員も病院別に限定的で、病床が残っていても、患者を追加で受けることはできない場合もある。
対策本部は、首都圏内の病状の割り当てが困難なときは患者を非水道圏に移送している。だが、全国の集重症患者用治療病床の稼働率も79.1%と高い状況だ。慶北、江原、忠北、忠南地域には病床が1つずつしか残っていない。この日の0時基準で、首都圏で病床の割り当てを1日以上待つ待機者数は954人で、このうち4日以上待機した人が299人に達する。1日以上の場合は418人、2日以上は164人、3日以上は73人である。病床待機者の56.7%である541人は70歳以上の高齢患者だ。残りの待機者も、高血圧・糖尿など基底疾患を持つ人が相当数だ・・・・在宅治療をする患者は全国的に1万4944人だ・・>>
あくまでデータの流れを推測したものに過ぎませんが、水曜日あたりには6千人を超えるのではないか、という話も出ています。繰り返して書いてきた内容ですが、単にワクチン接種率だけでは、その国の新型コロナの危険性を論ずることはできません。韓国がウィズコロナになってから、済州島あたりの観光客が急増しましたが、それは「海外旅行したいけどまだ思いのままにできないから済州島に来た」という人が、相当な数いました。
いまはオミクロンのことで再び国家間移動が制限されていますが、いまのところオミクロンは重症の危険性が低い(可能性がある)とされており、いずれ、日本など各国は入国制限を緩和する日が来るでしょう。その際に、単なる接種率では論ずることができないこと。理由は詳しく分からないにせよ、『結果』という現実があること。当局は、くれぐれもそれを忘れないでほしいと願います。その事例の代表格の一つが、韓国になるでしょう。
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