昨日(12月6日)、韓国の新型コロナ感染者は4,954人、死亡者は64人でした。重症患者は現状774人。また、オミクロン感染者は12人増えて36人になりました。死亡者の中には、「10歳未満」の子も含まれているとのことです(10歳未満は2人目)。ちなみに、前週の月曜日(11月29日)の新規感染者3,032人、死亡者44人。当日時点で重症患者は661人でした。
その中、昨日の楽韓WEBさんも同じ方向性の話を書いていましたが・・いわゆるウィズコロナを始めてから、韓国の致命率が著しく高いという指摘がありました。以下、ハンギョレ新聞からの引用です。<<~>>が引用部分となります。
<<世界主要国は、コロナ19ワクチンを接種し、防疫を緩和する所謂「ウィドコロナ」を始め、それから「致命率」が減少した。しかし、韓国だけが増加傾向にあると分析された。韓国政府が準備もできなかった状態で「段階的日常回復(※ウィズコロナ)」を推進し、致命率の「逆走」につながったという診断が出ている。
6日、国際統計サイトである「Our World in Data」が米国ジョンズホプキンス大学のコロナ19データを分析した結果を見ると、12月1日基準で韓国のコロナ19致命率は(11月21日以前の1週間の確診者数 対比 12月1日以前の1週間の死亡者数)は1.46%で、主要国(米国、日本、ドイツ、イギリス、シンガポール)と比べて最も高かった。
12月1日は韓国が段階的日常回復を始めてから一ヶ月目になる日だった。同日、英国の致命率は0.3%で韓国の5分の1水準だった。シンガポール(0.32%)、ドイツ(0.6%)、日本(0.94%)も韓国と大きな差があり、ワクチン接種率が停滞しデルタ変異が拡散している米国も、致命率が0.96%で韓国より低かった。全世界平均致命率も1.31%で、韓国より低かった。
特に、他の国々は私たちより先に防疫を緩和してウィズコロナを始めたが、急激な致命率上昇はなかった。昨年の冬の致命率が3%を上回るほど状況が悪化したイギリスは、7月19日に防疫緩和を宣言し、それ以来0.3~0.4%の致命率を維持している。コロナ19模範国家とされるシンガポールは8月10日に防疫緩和を始めた後、一時的に致命率が1.5%まで上昇したが、1週間で安定を取り戻し、0.4%内外の致命率を維持している。
昨年の冬の致命率が約5%まで上がったドイツも、8月末ワクチン接種(Geimpft)、感染後の治癒(Genesen)、PCR検査陰性(Getestet)など、いわゆる3G防疫を掲げ、積極的な防疫・医療対策を実施した結果、1%未満の致命率を着実に維持している。11月の防疫緩和を控えて致命率が2%を超えるなど危機を見せた日本も、最近は確診者はもちろん死亡者も急減し、安定勢に入った。専門家らは、このように世界的に致命率が減少する現象について、「昨年コロナ19で大きな危機を経験した国々も、時間が経つにつれて医療対応体系が安定してきたのだ」と評価した。
致命率は、コロナ19に対応する各国の保健医療体系と防疫の水準を最も明らかに示す重要な指標だ。匿名を求めたある疫学専門家は、「致命率は、結局、国家が患者の命をどれだけよく守ったかを示す指標」とし「病床待機患者や不足した病状などは、政府が細かく公開しないかもしれない。でも、命を失った患者を隠すことができるはないため、致命率は感染症対応の実態を正確に示す」と説明した。
韓国は10月初めまでにも致命率が0.5%を下回り、世界的にも致命率が低い国家に分類された。しかし、10月15日頃に0.57%の致命率だったが、11月1日に段階的日常回復を始めてから1日後の11月2日頃には致命率が1%を超えた。12月初めの現在は1.5%内外まで上がっている・・>>
理由として、記事には「高齢者のブレークスルー感染が多い」などが書いてありますが・・韓国の高齢者は多くがアストラゼネカワクチンを接種しました。でも、本文で韓国より安定しているとされるイギリスも、同じワクチンを使ったはずですが。よくない意味で不思議ですね。ちなみに、統計は苦手ですが、日本の場合は感染者数が少ないので死亡者が1人出るだけで致命率が上がってしまうので、12月時点だと、致命率データで他国と比べる意味すら無い気がします。
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