韓国政府「重症化率の予測、間違えました」・・『初めて』ミスを認める

韓国の新型コロナは、深刻な状態を続けています。特に、重症患者と死亡者の発生に歯止めがかからない状態です。まだ今朝発表されたデータは適用されていない内容ですが、ニュース1が分析した重症患者・死亡者データから始めたいと思います。以下、各紙、<<>>が引用部分となります。

<<・・重症患者は840人で、にコロナ19流入以来初めて800人台に上がった。 ウィズコロナ前の4次流行当時や、ワクチン接種以前の3次流行当時でも、400人台が最も高い水準だったのに、2倍以上も跳ね上がったのだ。

死亡者は8日(※8日発表値)63人が増え、4020人を記録した。累積死亡者が2000人台から3000人台まで上がるのに143日(6月20日から11月11日まで)かかったが、3000人台から4000人台まで上がるのに28日しかかからなかった。 5倍も早いスピードだ・・

・・ジョン・ウンミ梨大木洞病院呼吸器内科教授は、「政府は確診者5000人でも韓国の医療体系には余裕があると言ったが、11月の3000人発生時点から、医療体系は崩れた」とし「政府が責任を負わなければならない。 現場の状況ははるかに深刻だ。病院は阿修羅場だ」と訴えた>>

 

そんな中、今朝発表されたデータによると、2日連続で新規感染者が7000人を超え、7,102人となりました。死亡者は57人で、それでも重症患者は17人増えて、現状857人となりました。オミクロン感染者も22人増え、60人。そんな中、珍しく、極めて珍しく、韓国政府が防疫予測の失敗を認めました。ただ、医療現場からあがっている声とは、ちょっとズレている分析です。以下、KBSから引用します。<<>>が引用部分となります。

 

<<コロナ19新規確診者が、7000人台に上がりました。重症患者も初めて800人を超え、連日で最多記録を塗りかえています。政府は、確診者が重症患者になる「重症化率」を誤って予測した事実を、初めて認めました。(※以下、記者のレポート)ウィズコロナが始まった先月初週の水曜日、確診者は2,600人以上でした。しかし、それから5週間後、確診者は7000人台、2.6倍も増えました。重症患者も同じ期間343人から840人に2.4倍増加しました。

5週間前、政府が備えていた確診者予測値は1万人。確診者が重症患者になる割合である重症化率は1.5~1.6%水準と予測しました。【イ・ギイル/中央災害安全対策本部第1統制管、10月29日:「もし1万人が発生して重症化率1.5%で、財源期間(※用意にかかる時間)が10日かかるとして、病床は1,500個になりますが、私たちがそれを着実に確保するようにします」】。しかし、政府はこれらの予測をが誤って計算したものだと、初めて認めました。この誤りは、結局、確診者が集中的に出ている首都圏を中心に、深刻な重症患者用病床不足につながりました。

【ソン・ヨンレ/中央事故収拾本部社会戦略班長:「重症化率が当初仮定した1.6%より多少高く、2~2.5%内外で今発生しており、現在重症患者治療室の稼働率がかなり高くなっている状況です」】。政府は、ウィズコロナを始める前に、確診者と重症患者のための様々な予測研究を依頼したが、その中の1つの報告書によると、来年4月ごろ、確診者は2万人、重症患者は2000人まで増えるという予測もありました。政府は、1日の確定者1万人までは耐えられる集中治療室の拡充は可能ですが、これを超えた場合、かなりの医療的調整が必要になると明らかにし、特段の対策の施行可能性も予告しました>>

 

あいかわらず病床が~としていますが、他の記事で病院側が嘆いている部分は、「病床が空いていても、その病床を担当する人がいない」点です。当局は1.5%~1.6%予測と2.0~2.5%の現実を「多少外れた」としていますが、その責任は重いでしょう。といっても、誰も責任は取らないはずですが・・

 

 

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