韓国側、声をかけておいて「意味のある出会いではなかった」

本エントリーはコロナ関連ではありませんが、一応、今朝発表された韓国の新型コロナ関連数値をお伝えします。月曜の朝発表(日曜のデータ)としては最多で、新規感染者5,817人(前週比で1493人増加)、死亡者40人、重症患者現状876人で、オミクロン感染者は24人増えて114人(中央日報より)。

で、ここからが本題です。昨日から続く内容になるので、まだ未読の方は1つ前、2つ前のエントリーも合わせてお読みください。K(声をかける)・事案のこと、韓国側の報道は「とても自然な形で出会った」という点を強調しています。晩餐会でピアノひいている人に声をかけて「歴史問題が~」とした会話のどこがそんなに自然なのか、イマジン(想像)もできません。

しかも、文面で感じ取るよりも、内容または雰囲気(?)が韓国にとって思わしくなかったのでしょうか。YTNの報道によると、韓国政府は「大して意味のある会話ではなかった」としている、とのことです。以下、YTNからです。<<>>が引用部分となります。動画の自動再生にご注意ください。

 

<<G7外交・開発長官会議が開かれているイギリスで、韓日外交長官(※外相)が初めて会いました。日本は徴用問題(旧朝鮮半島出身労働者問題)など懸案で、韓国が対応することを強く要求したと強調した反面、韓国政府は意味を与えるほどの出会いではない、とする立場です・・・・鄭義溶(チョンウィヨン)外交部長官と林芳正 日本外相がG7会議の晩餐席上で初対面しました。キム・チャンリョン警察庁長の独島訪問(※竹島上陸のこと)などで一層冷たくなった日韓関係の中、二人の外交首長が初めて向き合ったのです。

この場で林外相は各種懸案に対して「韓国側の適切な対応を強く要求した」と、日本側は発表しました。これに対し、外交部は「両大臣が現場で自然に会い、日韓関係に対する意見交換があったと理解している」と明らかにしました。今回の出会いは、立ったままの短時間のものだったと日本のメディアは伝えました。意味のある話が行き来するのは難しい状況であるにもかかわらず、日本は韓国に強硬な立場を見せたことを、前面に出しているようです。

先月、ワシントン韓米日外交次官会議後、独島上陸問題で共同記者会見を怠った日本は米国とも会いました。【林芳正/日本外相「こうして対面で初めて会談することができて嬉しいです」】。ブリンケン国務長官と林外相は初対面です。【トニー・ブリンケン/米国務長官「ヨッシ(林外相)に直接会い、多くの問題について詳しく議論できるようになってとても嬉しいです」】。問題になっている北京オリンピックの外交的な不参加は、この場では議題になりませんでした・・>>

 

引用部分、同格にしたかったのか「会いました」としていますが、日米はちゃんとした会談です。昨日もお伝えしましたが、珍しく今回は米韓外相会談はありません。多くのメディアが「にってい(日程)のせいで」としていますが、やる気があるなら略式会談ぐらいはできたでしょう。

ただ、本エントリーのソース記事にはありませんが、一部のメディアは「日本側の報道によると、鄭長官が先に声をかけた」「鄭長官の提案で立ち話した」と報じているのは幸いです。この前、G7首脳会議で文大統領が菅総理と立ち話をしたとき、日本側から「文大統領が先に歩み寄って話しかけた」とする記事が出たことで、大統領府の人がわざわざ「そんなダサい報道をするなんて」と公開的に話し(過去エントリー)、それから「文大統領が先に~」は完全にタブーとなりました。今回は首脳会議じゃないからか、そこまでの騒ぎにはなっていません。

 

 

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