韓国の教授「K防疫は幻だったと、もう政府も認めたらどうだろうか」

ローカルメディアのものではありますが、韓国「檀国(ダングク)大学」寄生虫学科教授が書いた寄稿文です。「あれだけ日本をバカにしていた韓国だが、現状はどうだ」「もうK防疫は幻だったと、政府が一言でも謝罪する必要があるのではないか」とする内容です。以下、「嶺南(ヨンナム)日報」から引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<他の国の一時的な状況悪化について、「対失敗」とか「完敗」と偉そうに結論を出し、他の国の防疫政策の背後にどのような悩みと計算があるのかは考えようともせず、表面的な観察だけで、「K-防疫が世界最高」という自慢に陥っていたことを、もう振り返る必要がある・・

・・現政権は去る2年間、耳にタコができるほどK-防疫を広報した。「K-防疫が世界の標準になるだろう」という主張は、今考えると笑いしか出ない。それでも、いままでは『慰め』のネタがあった。日本より私たちの防疫が素晴らしい、とすることだ。二度と日本に負けないという大統領の誓いもあったけど、歴史問題で日本には負けたくないってのが、私たちの国民感情ではないか。幸いなことに、確診者の数において、私たちはいつも日本より少なかった。8月14日から、日本で1日2万人前後の確診者が出た時、韓国のメディアは「統制不能」「都市封鎖検討」「医療崩壊」などの言葉を使って、日本の状況を嘲笑した。

さらに、ワクチン接種率も日本は私たちより遅れていた。今年4月には、こんな題の記事もあった。「東京オリンピック100日を控え、接種率1%にもならない」。理解できなかったのだ。日本は私たちよりずっと先に全国民が接種できる分の、それ以上のワクチンを手に入れた国だ。なのに、なぜあんなにも接種率が低いのだろうか、インターネットではなく郵便で接種申請をしなければならない遅い行政が問題だとか、当時の韓国メディアはそう分析した。あるマスコミは、「このまま行けば、日本がワクチン接種を終えるには126年かかる」という題名で日本の遅い接種をあざ笑った。果たして、そういうものが理由だったのだろうか。いや、事情は全く違うものだった。

他の国々のように、日本もファイザーとモデルナ、アストラジェネカ(以下AZ)の3種のワクチンを購入した。しかし、その後の歩みは、まったく違った。ほとんどの国が、購入したワクチンを直接接種に活用したのとは異なり、日本はワクチン3種に対して、自国民を対象に別に臨床試験を行った。急いでいたとはいえ、これらのワクチンじゃ臨床試験を終えた後に発売されたものであり、日本の歩みは非常に異例なものだった。ワクチンを山積みにしておいてなんで接種はしないのかと、マスコミの叱責が続いたが、日本政府は動揺しなかった。

臨床試験が終わった5月20日、日本はファイザーとモデルナでワクチン接種をすると宣言した。使わなくなったAZは、ワクチンを手に入れられなかった国に分けることにした。韓国のネチズンたちは、接種率が1%にもならない国がワクチンを他国に分けてやるなんて、と嘲笑するだけだった。それから5ヶ月が過ぎた頃、私たちのメディアは、次のような記事を書くようになった。「日本で最近コロナ19確診者が急減している。現地メディアによると、前日基準の日本の新規確診者数は391人である。わずか2ヶ月前より98%も減少した数値だ」。

私たちのマスコミはこれを「ミステリー」と呼び、コロナ検査数を減らしたためではないかという分析を出した。しかし、実際の確診者が多いのに検査数だけを減らすと、陽性率が上がるのが普通だ。ところが、日本の陽性判定率は確診者の減少とともに減少しているので、これは理由にはならない。反日感情にとらわれたネチズンたちは、「日本が確診者数を操作しているのではないか」と言った。しかし、1日2万人だったときにはその数字を信じて、確診者が減少すると操作だと言うのは、いくらなんでも明らかすぎるではないか。

それよりは、日本がファイザーとモデルナだけで、それも接種間隔をちゃんと守ってワクチン接種をしたおかげだと考えるのが、はるかに「分析」になれるのではないだろうか・・・・(※最近の韓国の新型コロナ禍を指摘した後に)日本はコロナ死亡者が0人の日も多い。「もう二度と日本に負けない」とした文在寅大統領の言葉は、少なくともコロナ防疫では外れた。今からでも、現政府はK-防疫が虚像だったことを認め、謝罪してほしい。謝罪しないのが現政権の特徴だというけれど、国民の生命と直結する防疫を台無しにしておいて、悪いことをしたとも思わないのは、あんまりではないか>>

 

日本を見習うことにしたらしたで、文在寅大統領は「日本は、総理が『すべての責任は私にあります』と言った。韓国もすべての責任はキム・ブギョム総理にあるとしよう」と言うかもしれない・・って冗談はともかく(現実になるかもしれませんが)。なぜか、こういう記事はNAVERやDAUM版が存在しません。ソース記事へのリンクがあるだけ。

 

 

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