税金で適当な仕事を量産した結果か・・韓国、新規就業者の87%が50歳以上

韓国政府は、新規就業者が11月に55万人以上も増えたことなど、なかなかの雇用実績を発表しました。でも、その86.8%が50歳以上だ、とのことでして。

別に50歳以上の人が就職することそれ自体に問題があるわけではありません。でも、なにごとにも程というものがあります。韓国、特に文在寅政府は、いわゆる「公共の仕事」という名目でいいかげんな仕事を作り、劣弱な雇用を増やしました。まずはこの件に関する記事を一つ紹介します。2020年8月6日ソウル経済の記事です。<<>>が引用部分となります。

 

<<・・政府と地方自治体が用意した『雇用』を具体的に確認してみると、これを雇用と言っていいかどうか分からないレベルだった。京畿道の「鳩に餌をやる人がいないか監視する仕事」は、文字通りに、街で鳩に餌を与える人を止める仕事だ。1日5時間ずつこれさえやっていれば、毎月119万8,000ウォンずつ受けることができる。釜山の場合、各世帯に電話しまくって「浄化槽を掃除するように勧める」仕事を作った。

街のベンチに付いた鳥のフンを拭き取る『鳥糞拭き取り員』、散歩中の犬や猫のフンをきちんと処理するかどうか監視する『ペット・エチケット遵守補助員』、図書閲覧室の監視する『図書館閲覧室 守り人』など、これらすべてが政府が主張する「50万個の仕事・ニューディール雇用」プロジェクトに含まれている。

当時の雇用関連会議で、文在寅大統領は、「雇用衝撃に備えないといけない」とし、大規模雇用創出事業を推進すると話した。そこで、政府がなんと3兆ウォンの予算を投入して準備した雇用なのに、こんなレベルだ。今後、雇用問題がさらに深刻になれば、いったいどんな雇用を作り出す気でいるのだろうか。まずそれが心配だ・・>>

 

 

で、「公共戦隊フクンジャ-」のメンバーが増える中、それから1年3ヶ月後、韓国の全体雇用はこうなってしまいました。 <<今年11月の就業者数が、昨年11月と比較して55万3000人増えた。8ヶ月連続で50万人以上増加した。同じ期間、経済活動人口も32万人増えた。失業者は23万3000人減少した。15~64歳雇用率(11月基準)は、関連統計の作成を始めて以来、最も高い水準だ。商用職労働者も2カ月連続で60万人以上増えた。

ホン・ナムギ経済副首相兼企画財政部長官はフェイスブックにこの内容を伝え、「雇用の量的回復傾向が堅調に続く中、内容の面でも改善の流れがより明らかになる」と評価した・・・・しかし、先月増えたという就業者の約33%である33万1,000人は、60歳以上だ。中には、70歳以上も8万6000人も含まれている。

統計庁によると、今年に入って60歳以上の就業者数は2月から10ヶ月連続で前年同月比増加した。50代就業者数も14万9000人増加した。つまり今年11月の就業者55万3000人のうち、86.8%は50歳以上という意味だ。しかし、ホン副首相はこのような事実は伝えなかった・・・・前年同月比『休んだ』カテゴリーで、30代(7000人)と40代(1万6000人)が増えた。『休んだ』とは、働く能力はあるのに、具体的な理由なしに漠然と働かない人を意味する・・(朝鮮BIZ>>

ちょっと調べてみたら、2020年全体の雇用で見ても、40代以下は20%に過ぎず、残り80%は50代(26%)と60代以上(54%)だった、とのことです(嶺南日報より)。

 

 

 

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