なんで誰もウィルスと戦わないのか

昨日の韓国の新型コロナ禍は、新規感染者7456人、死亡者78人でした。重症患者は1063人となりました。

今日紹介するソース記事の趣旨は、『新型コロナで亡くなった母の、顔でも一度見たかった。でも出来なかった』です。父を亡くし、葬式が終わった直後に、新型コロナで入院していた母まで亡くしてしまい、最後に顔だけでも見せてくれとお願いしたものの、それすらできなかった、と。確かに悲しいことではありますが、ある程度は仕方ないのではないか・・実に不謹慎なことではありますが、そういう見方も可能です。単に「遺族に配慮しない」だけでなく、そこまでする余裕がない、という側面のことです。世界各国で、似たような問題が発生しているのではないか・・そんな気もしますが、未確認です。

ちなみに、日本でも似たような問題が提起されていますが、厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン」によると、出来る限り遺体の顔が透明になっている遺体袋の使用、そして条件付きではあるものの遺族に顔をお見せするように、などの推薦事項が書いてあります。また、ご顔の部分が透明でない場合でも、遺体袋の中に透明な袋を二重で用意する方法などもある、とか。

本エントリーの本題は、ソース記事のコメント欄です。うちのじゃなく、ソース記事のコメント欄。最近NAVERニュース欄が見づらくなってDAUM経由で記事検索することが多くなりましたが、DAUMは特に左派支持者が多く、文政府支持も強いことで有名です。そんなことを念頭に置くとしても、コメント欄が、何かの新型ウィルスみたいになっています。以下、まずはソース記事「世界日報」から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。

<<・・コロナ19に感染して亡くなった母の遺体は、黒いビニールに包まれ、安置室へ向かった。遺体安置室を訪ねて「最後に母の顔だけでも見せてほしい」とお願いしたが、拒絶された。 葬儀もなく「先火葬」のため、遺体が病院救急車で火葬場に移される姿を見ながら、(※遺族のA氏は)「こんなんでいいのか」と、惨めな気がした。A氏は母の棺の上に「花でも置いてほしい」とし、白い菊の花を保健所の職員に渡し、母の冥福を祈った・・>>

 

以下、コメントを「賛反順(賛成が多い順)」に表示した結果です。「いつもは親に訪れない連中がいつもこんな話を広げる」「感染して死んだ人の棺桶を開けて(※棺桶を開けてほしいという意味ではありません)感染を広げたいのか?」「他の国も同じだ。何が配慮が無いというのか。ちゃんと記事を書けギレギ(ゴミのようなマスコミ)ども」「じゃどうしろってんだ。尹錫悦(ユンソクヨル)が大統領になったらコロナが消えるのか?彼は奇跡の指導者なのか?」「代案を示せ。感想文はいい」「離間ジル(策)の記事だ」「朴槿恵のMERS対応がもっとひどい」「こんな記事に騙されるな!」、などなど。

もちろん「故人の冥福をお祈りします」「悲しいけど、仕方ない側面もある」などのコメントもありました。でも、「賛成」が多いものの殆どは、どうみても、感染をなんとかするために記事を非難する論調には見えませんでした。そう、それらは、『K防疫(文政府)に文句を言うな』に見えました・・・これは、私の心の問題でしょうか。

防疫の基本の中の基本は、まずウィルスと戦うことです。でも、みんなが『何か』と戦ってはいるのに、ウィルスと戦っている人は、医療スタッフ以外はそういないように見えます。最近、「政治防疫」という言葉が流行っています。「科学防疫」がその反対語として登場する記事もあります。でも、「政治」のための防疫・・いや、「戦い」をやっているのは、政府だけでしょうか。

 

 

 

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