韓国次期大統領選挙、保守野党の候補の支持率が大幅に下落

世論調査機関によって差がありますが、保守野党のユンソクヨル候補の支持率が大幅に下がりました。与党の李在明(イジェミョン)候補がリードしているのは事実ですが、事実上二人の一騎討ちになっている大統領選挙だというのに、両用の支持率が低過ぎで、一部のメディアからは「本当に大統領選挙か、これ」な指摘も聞こえてきます。以下、韓国日報です。<<~>>が引用部分になります。

 

<<尹錫悦(ユン・ソクヨル)国民の力大統領候補の支持率が大きく下がった。イ・ジュンソク「国民の力」代表の共同選挙対策委員長辞退など、党内の問題が悪影響を及ぼしたと見られる。浮動層も大きく増えた。エンブレインパブリック・ケースタットリサーチ・コリアリサーチ・韓国リサーチが20~22日、全国満18歳以上の男女1,000人を対象に実施した全国指標調査(NBS)(標本誤差95%信頼水準で±3.1%)ポイント)で。イ・ジェミョンと共に民主党候補35%、ユン候補29%の支持率となった。

これは2週間前に実施された直前調査(6~8日)と比較して、李候補は3%ポイント、ユン候補は6%ポイント下落した数値だ。李候補の落幅がユン候補のより少なく、2人の候補間の格差は6%ポイントと広げられたが、まだ誤差範囲の内にある・・・・これは、尹候補の配偶者であるキム・ゴンヒ氏に関する疑惑に続き、先代委公報団長のチョ・スジン議員との葛藤でイ・ジュンソク代表が共同選挙対策委員長を辞退の影響ふだと思われる・・>>

 

随分前から「多分、党内の対立が起きるのはないか」ということは考えていました。少しでも勝てる見込みがあると、すぐ内部で対立しますから。党内選挙でライバルだったホン・ジュンピョ氏はそれからSNSで不満を示すだけでこれといって何もしていないし、「国民の力」の代表イ・ジュンソク氏も、尹候補チーム内の議員と対立が激しくなり、結局、『党の代表が、自党大統領候補の選挙対策委員会から抜ける』という事態となりました。理由は、この前本ブログでも紹介した尹候補の奥さんに関する問題です。

また、過去エントリーで紹介した尹候補のお義母さんの件、今日、有罪判決がありました。<<・・土地を買い入れる過程で預金通帳の残高証明書を偽造した疑いなどで、ユン・ソクヨル国民の力大統領候補の義母チェ某氏が、23日、1審で懲役1年を宣告された・・(中央日報>>

尹候補、昨日は、青年たちに「未来は、スマホで就業情報が手に入るかもしれない(※すでに手に入ります)」「極めて貧しい人は、自由の大事さが分かっていない」などと話し、ネットでは炎上状態でした。また、軍服姿でDMZ(軍事境界線)を訪れて保守派にアピールしようとしましたが、停戦協定違反で国連司令部から調査を受けることになりました。ここだけの話、もう何も言わない何もしない、全ての家族・知人とさよならして引きこもる、それが最大の選挙戦略になるかもしれません。

 

 

 

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