韓国紙、パクスロビドのことで「また日本に負けた」

韓国政府は「基本、在宅治療」という方針を維持しています。新型コロナで治療中の患者の、少なくとも6割は在宅治療だと言われています(未確認ですが、公式発表ではないようで、記事ごとに数値が一致しません。ハンギョレ新聞など一部のメディアが指摘しているとおり、病院以外の場所での治療・死亡関連データが、ちゃんと集計されていないようです)。

在宅治療といっても、『治療』できるものは何もありません。そこで、「もし在宅治療をこれからも進めるなら、せめて治療剤の早期確保は急ぐべきだ、という声がありました。在宅治療そのものはどうしようもないので、当然の意見でしょう。特に、ファイザーのパクスロビドには、注目が集まりました。

韓国ではアストラゼネカのせいでK防疫が崩れたという見方が根強いため、ファイザーやモデルナという言葉は格別(?)です。その影響もあるのではないでしょうか。ですが、朝鮮日報(朝鮮BIZ)など一部のメディアの表現を借りると、「また韓日戦で完敗した」とのことでして。相変わらずウィルスではなく日本と戦っているK(これじゃない)防疫、マネートゥデーと韓国経済から引用してみます。各紙、<<>>が引用部分となります。

 

<<・・(※韓国で)在宅治療者に提供されるキットは、体温計と解熱剤、酸素飽和度測定器が全てだ。キットを持って家で不安に震えながら倒れていく患者が増えている。すでに11月1日から今月18日まで病床待機中の死亡者数だけ52人であると把握される(※こちらもどうやら非公式のようで、マスコミによって数字が違う場合があります)・・・・キム・ウジュ高麗大学グロ病院感染内科教授は、「タミフルのように自分で飲める治療剤を与えながら自宅で療養しろと言うのが、意味のある在宅治療」、「今の在宅治療、は事実上、放置しているだけだ」と話した・・(マネートゥデー>>

 

<<米国食品医薬品局(FDA)がファイザーのコロナ19飲み薬「パクスロビド」に対し、緊急使用を承認した。パクスロビドが使用承認を受けたのは米国が初めてだ。世界各国のパクスロビド確保競争も熱い。だが、韓国政府が確保した物量は16万人分にとどまり、ワクチンに続き、治療剤の確保でも「遅れ太鼓(※뒷북、太鼓を叩くべきタイミングはすでに過ぎているのに、後になって叩くから、うるさいだけで効果がない)」対応のではないか、という指摘が出ている・・

・・パクスロビドは、自宅で簡単に飲んでコロナ19を治療できるというのが最大の利点だ・・・・確診者の数が増えても医療システムに負担が少なくなるという点で、「ウィズコロナ」、段階的日常回復の核心とされている。FDAとファイザー側はパックスロビドが新しいコロナ19変異ウイルスであるオミクロンにも効果があると期待している・・

・・医療界では、パクスロビドを追加購入すべきだとの指摘が出ている。韓国政府は16万2000人分を確保した。米国(1000万人分)、英国(275万人分)、日本(200万人分)などに比べて著しく少ない・・・・医療界では、ワクチン確保が遅れたときの「二の舞」という指摘が出ている。 政府は、昨年末「ファイザー、モデルナなどmRNAワクチンの安全性は検証されなかった」という理由で購入を先送りし、12月に先購買契約を結んだ。 米国やヨーロッパなど主要国が6月から購入に乗り出したことを勘案すれば、5~6カ月ほど遅れたのだ。 マ・サンヒョク慶南道医師会感染病対策委員長は、「ウィズコロナが失敗したのは、ワクチン導入の遅延により接種間隔が広がったためだ」とし「今でも先制的な購入が切実だ」と話した・・(韓国経済『日本200万 対 韓国16万』)・>>

 

<<・・現政府は、何かあるたびに竹倉歌とともに「もう二度と日本に負けない」としてきた。与党有力政治家たちは日本の対韓国半導体・ディスプレイ素材輸出規制と関連して「日本に完勝した」とした。 K防疫成果を誇る時も、日本を比較した。だが、今の防疫状況を見れば、韓日戦は完敗だ。 まだ日本を越えたと自分に酔っている官僚が防疫当局に残っているなら、考え直すべきであろう・・(朝鮮日報>>

 

 

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