昨日の韓国の新型コロナ禍は、新規感染者6233人、重症患者(現状)1084人、死亡者は56人でした。発表される数値だけだと、多少は落ち着きを見せています。
それでは、本題に入ります。韓国の複数のメディアが、朴槿恵前大統領の特別赦免が決まったと報じています。まだ公式発表があったわけではありませんが、個人的に、文在寅大統領の敗北宣言という側面もあるのではないか、そんな気もします。ただ、同じタイミングで左派系の人たちも赦免・仮釈放が相次いでいます。以下、国民日報から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<文在寅大統領が、年末年始の特別赦免対象に朴槿恵前大統領を含めると見られる。24日、与党側関係者によると、文大統領はこのような内容の特赦を決定する方針だ。この事実を伝えた関係者は「赦免対象にはハン・ミョンスク前国務総理も含まれるだろう」と付け加えた。最近、大統領府と与党の核心関係者の間に朴前大統領の赦免問題に関する集中的な議論があったと伝えられた。
今回の赦免決定に基づき、先月22日から病院で入院治療中の朴前大統領は、赦免後に病院から出所手続きを行うと見られる。当初、大統領府は朴前大統領に対する赦免に否定的な気流が強かったが、朴前大統領の健康状態が悪化すると、文大統領は与党の人たちの意見を取り入れ、朴前大統領に対する赦免を決断したと把握される。
朴前大統領は2017年3月31日、国政壟断事件で拘束収監された。これまでの収監期間4年8ヶ月は、大統領の中で最も長い。朴前大統領は、国政壟断と国家情報院の特殊活動費の上納、セヌリ党の候補公式推薦介入などの容疑で懲役22年が確認された。赦免や仮釈放が行われない場合、87歳になる2039年に満期出所する予定だった。
朴前大統領は最近、肩や腰の疾患など既存の持病以外にも、歯科・精神健康医学などの治療を受けている。精神的にも不安定な状態だと伝えられた。法務部などは当初、朴前大統領に対する刑執行停止を検討したが、朴前大統領が刑執行停止の申請をしていないため、大統領府が赦免に方針を変えたことが分かった・・>>
ただ、どうしても悔しかったのか、左派側の人も赦免すると発表しました。盧武鉉大統領の頃、国務総理だったハン・ミョンスク元総理も赦免する、とのことです。ハン元総理は9億ウォンの不法政治資金などで、懲役2年・追徴金8億8300万ウォンでした。記事(同じソース記事)によると、「文大統領は(まだ大統領になる前に)ハン元首相の有罪確定に対して『政治法廷で有罪を宣告されたが、歴史と良心の法廷では無罪だ』と話した」とのことです。昨日の「愛があればー」と同じパターンですね。
また、赦免とは違い「仮釈放」になりますが、統合進歩党のイ・ソッキ(李石基)元議員が仮釈放となりました。ここはKBSからです。<<内乱扇動宣で収監されているイ・ソッキ元「統合進歩党」議員が、満期出所を1年半ほど控え、クリスマス仮釈放となりました・・・・李元議員は北朝鮮の対南革命論に同調し、大韓民国体制を転覆するために具体的な実行を企んだ容疑などで起訴されました。拘束されてから2年ぶりの2015年、最高裁判所で内乱扇動で有罪と認められ、懲役9年資格停止7年が確定しました・・>>。
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