韓国で、「1月韓中オンライン首脳会談説」が盛り上がっています。さて、どんな内容なのか、まずニュース1から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<来年1月、オンライン形式の韓中首脳会談開催説が浮上している。北京冬季オリンピック開幕(2月4日)を約1ヶ月控えた時点で、習近平中国国家主席が首脳会談を契機に文在寅大統領に「招待状」を提示する可能性が提起されているのだ。最近、韓中高位級交流は、外交部門で急進展している。先月25日、ジャン・ハソン駐中韓国大使は赴任2年半ぶりに中国外交首長のヤン・ジェツ中国共産党外交担当政治局員と対面会談を行った。
また去る2日にはソ・フン国家安保室長がヤン政治局員に会って習近平主席の訪韓と終戦宣言、北京冬季オリンピックなどと関連して両国間の外交懸案を議論した。23日にはチェ・ジョンゴン外交部1次官とラー・ウィチャン中国外交部副部長がオンラインで第9次韓中外交次官戦略対話を行った。このように急速に回っている韓中間の「外交時刻表」は、お互いに必要な部分があるからと思われる。それぞれ「終戦宣言推進」と「北京冬季オリンピックの成功的開催」という事案を持っているのだ。
中国としては、米国主導の「オリンピック外交的ボイコット」に韓国が参加しない「1段階」に成功を収めれば、文大統領の訪中という「2段階」まで狙っているわけだ。一例として、日本の日本経済新聞が去る21日、外交消息筋を引用し、中国政府が文大統領に北京冬季オリンピック招待状を送ったと報道すると、これに対して中国外交部は直接的な回答を避けたことが挙げられる。当時、中国外交部広報担当者は「私たちは、国際社会各界の人たちが多様な形式で北京冬季オリンピックに参加・支持することを歓迎する」と述べた。
最近は、韓中外交次官戦略対話が開かれた。 2017年6月以降、なんと4年6ヶ月ぶりに再開されたのだ。特に新型コロナウイルス感染症とTHAAD(高高度ミサイル防御体系)報復などの影響で、これまで開催されなかった。北京冬季オリンピックをわずか2ヶ月控えて再開されたという点に注目が集まった。
現在、韓中両国は来年1月、オンライン形式の首脳会談開催可能性を念頭に置いて水面下で調整していると伝えられた。もしこのまま話が進み、招待までされると、これを拒否する「名分」も特にないという観測も提起される。パク・ウォンゴン梨花女子大学教授は、「中国が終戦宣言に協力できる領域は、結局、北朝鮮を説得して何かの形で動かすことだ」・・・・「中国はこの部分を狙っており、北京冬季オリンピックをきっかけに『朝鮮半島への影響力』を見せようとするだろう」と言った・・>>
2月だと、大統領選挙にも相応の影響を及ぼすでしょう。平昌冬季オリンピックに中国側は首脳級が参席しなかったので、韓国としても北京冬季オリンピックには「長官」クラスを派遣するのが妥当ではないか、という話も出ています。ただ、「もし本当に招待状が届いている、または習近平氏が1月に『ははは、ぜひ参席してね』とか言ったりすると、文大統領がそれを拒否できるのか」については、「多分、拒否できないだろう」というのが各紙の共通した見解です。
別に、中国と首脳会談してはならないとか、そうは思っていませんが・・わざわざこんなタイミング、こんな『空気』の中でやる必要があるのか。それとも、こんな空気だからわざとやって、『嫌な奴ならではの存在感』を示したいのか。さて、1月と言うからには、もし本当に何かあるなら、中旬あたりには何か情報があるでしょう。
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