去年、韓国の新型コロナ重症患者と死亡者数データをお伝えする臨時コーナー(のようななにか)を毎日書いていました。もともとK防疫というのは政府による「統制」で成り立っている防疫システムであり、統制が緩んだ直後に急激に崩れる姿、特に重症患者と死亡者の急増が、その本質を表したのではないか、今でもそう思っています。
それから、いつまでも人が死ぬ内容を書き続けたくもないし、韓国側もウィズコロナの失敗を認めて(政府公式にはまだ認めていませんが)防疫措置を再び強化、新規感染者、重症患者などは落ち着き、減少するようになりました。ですが、ちょっと妙なことがあったので、今日もう一度エントリーします。
死亡者発生に関する話題がまったくありません。個人的に「あ、これさすがにおかしい」と思ったのが、1月7日0時基準データ(6日の分)と、1月8日0時基準データです。8日0時データが発表された8日午前9時半頃から、各紙は『重症者数、3日連続で800人台』という記事を載せ、その中には防疫当局関係者たちも少しは安心する姿を見せた、とかそういう内容のものもありました。
でも、疾病管理庁のデータから少し調べてみると、7日0時基準では『重症患者839人、死亡者45人』となっていて、8日0時基準では『重症患者838人、死亡者54人』となっています。重症患者の中にも回復する人がいますので単純計算は出来ないでしょうけど、それでも、重症患者839人から死亡者が54人も発生したのに重症患者が838人って、これはどう考えても新規発生した重症患者が多いということでしょう。
でも、記事を読んでみると、記事に死亡者数は載っているものの、その部分に注目する記事はありませんでした(私が読んだ記事の中には無かった、だけでしょうけど)。それに、関連記事のコメント欄を読んでみても、この部分に注目する人はそういません。
韓国では、いまでも毎日40~50人の死亡者が発生しています。月曜日1月3日0時基準(2日のデータ)重症患者1015人・死亡者36人。火曜日1月4日0時基準重症患者975人・死亡者51人。水曜日1月5日953人・57人。木曜日1月6日882人・49人。金曜日1月7日839人・45人。土曜日1月8日838人・54人。日曜日1月9日821人・51人。月曜日1月10日786人・34人。
そんな中・・ここからが本題ですが(本題の出番が遅すぎましたが)、今日、京郷新聞が『成功したと言ってたのに、日本感染者爆増」、マネートゥデーが「K防疫をあざ笑っていた日本、感染者爆増」、韓国日報が「崩れる日本の防疫」などの記事を載せました。結局、また結論はこれです。『この人たちは、なんでウィルスと戦わずに日本と戦っているのだろう」。いつどんな記事を読んでも、いつも同じ結論になります。
ちなみに、肯定的な見方ではありますが、このまま新規感染者が増えても重症患者・死亡者が管理できる水準でとどまるなら、もう日本は「7波」を心配する必要はなく、本当の意味でのウィズコロナ時代に突入できるかもしれません。多分、あと1ヶ月ぐらいで結果が出るでしょう。もしそうなるなら、これは世界初ではないでしょうか。自分の出来ることをやりながら、見守りたいと思います。
そういえば、ソースリンクが一つもないレアエントリーになりました・・
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