韓国「CPTPPのためには、福島産食品の輸入を再開しないといけないのか」・・東京オリンピックでの韓国のスタンスを、日本は忘れないでしょう

韓国メディアにて、「台湾が、台湾が・・福島からの水産物輸入を再開するかも・・しれません・・」というニュースが増えました。「・・」を入れるとイメージが随分変わりますね(悪意

韓国側の報道は、「CPTPPに入りたくて仕方がない台湾が、その条件として福島水産物輸入をトレードするのではないか。もしそうなれば、韓国も同じことを要求されるのではないか」。そんな内容です。以下、聯合ニュースから引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<CPTPP加入を強く希望する台湾が、近いうちに福島産食品の輸入を許可するという観測が台頭している。台湾がCPTPP加入のために福島食品の輸入を許可する決定を下すなら、今後日本が台湾を前例とし、同じくCPTPPに加入を希望する韓国に「先決条件」として要求するだろうという点で、注目される。日本と台湾が、台湾のCPTPP加入問題をめぐって多様な協議を進めている中、日本のメディアでは、台湾が早ければ今年3月までに福島食品の輸入を決定するという報道が出てきて、台湾でも大きく注目された。日本の時事通信は10日、日本政府関係者の発言を引用し、早ければ1~3月に台湾政府が福島を含む5つの県の食品輸入を許容すると報じた。

注目すべきは、台湾政府の反応だ。事実上、福島食品の輸入許容問題と関連して肯定も否定もしない「NCND」戦略を広げ、すでに内部的には輸入許容を決めておいて、公表時期だけ測っているのではないかという観測も出ている。時事通信の報道の後、台湾貿易部門の高位当局者は、中央通信社に「具体的な輸入許容に時間表があるわけではない」としながらも、台湾と日本がCPTPP加入問題をめぐって協議する過程で、福島食品輸入議題が取り上げられていることを確認した・・

この当局者は「昨年9月に正式にCPTPP加入申請をしてから加盟国である日本側の支持を確保するために意見を交換している」とし「関連議題が非常に多様な中、ここには日本側が提起した福島食品議題が含まれている」と説明した・・

 

・・(※台湾国民投票による)ラクトパミン含有豚肉の輸入許容の後暴風を乗り越えた蔡英文政府が、厳格な検査と通関を前提とした福島食品の輸入許容推進に自信を得たという分析も出ている。このように台湾政府は自分たちの事情で福島食品の輸入許容を前向きに検討中だが、台湾の決定は今後韓国にも影響を及ぼす可能性が大きい点に注目しなければならない。

日本ではすでに韓国のCPTPP加入と福島水産物輸入禁止問題を結びつける動きが現れている。日本の読売新聞は、韓国のCPTPP加入手続きでは「水産物の輸入規制解除も焦点になると見られ、韓国政府は国内で科学的評価に基づいた情報を発信するなど、「風平被害対応」も強く要求されるだろう」と先月26日報道した。

普段韓国非難に先駆けてきた佐藤正久自民党外交部会会長は最近、「韓国の現政権は恥を知らないのか」とし、「日本を含むCPTPP批准8カ国のうち、1つでも反対すれば加入交渉に入ることができない」と韓国のCPTPP加入推進について、ツイートした>>

 

さて、どうでしょう。個人的な考えですが、CPTPPの基本方針からして、日本がこの話を議題にしたのは当然でしょう。また台湾にとっても、水産物禁輸はすでに『取り引きの材料』でしかないという意味です。豚肉のことで、台湾の国民もまた、科学的根拠に基づくという政府に信頼を示したことは、確かに大きかったと思います。

ただ『食べてはダメだ うわあぁぁ』なスタンスだけでこの件を処理してきた韓国が、もし日本が同じ条件を出した時、台湾のように対応できるのか。個人的に、出来るわけないと思います。出来たら出来たで、日本からは『なんだったんだよ、東京オリンピックでのあの騒ぎは!』としか思われないでしょうけど。そもそも韓国の場合、日本との貿易関連問題がそれだけではありませんし、難しいんじゃないでしょうか。

 

 

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