韓国、もし中国が規制措置を出すと、半導体・バッテリー生産が総崩れか・・でも誰も『経済安保』を語らず

韓国のデウ造船海洋をヒュンダイ重工業に売却する計画が、EU側の反対で霧散となりました。これについて韓国のマスコミは『韓国の造船があまりにも優秀だから(原文ママです)』としながらも、『エネルギー安保のための側面もある』としています。「優秀だから」が本音か、それとも愛国のための義務なのかは分かりませんが、LNG輸送に関する造船で1社独占が広がると、LNG価格(EUで特に需要が高い)を余計に上昇させてしまう、そんな側面もあるというのです(韓国経済TVの内容です)。

日本の対韓輸出厳格化のあと、韓国はあれだけ国産化を叫んだのに、まだまだ『独立』はできず、半導体の素材・部品・装備(韓国で言う『ソブジャン』)の4割以上を日本に依存していると言われています。特に、半導体・バッテリーなど、最近『世界サプライチェーンの再編成』が進んでいる分野で、韓国は中国からの輸入が目立ちます。

例えば半導体の場合、サムスンなども含めて韓国企業は、中国の工場である程度作ってから韓国に送って(これも韓国からすると『輸入』にカウントされます)完成させる場合も多いので、中国からの半導体関連輸入が、金額基準で半導体関連輸入の39.5%におよびます。バッテリー分野ではなんと99.3%。これは、中国で作られた分を、韓国に輸入してくるからです(京郷新聞を参考にしました)。一応SFな設定ではありますが・・もし何かの理由で、中国がこれらの輸送を遮断すると、韓国の半導体・バッテリー生産プロセスは致命的なダメージを受けるわけです。

 

でも、韓国では、経済安保関連がまったく話題になりません。たまに半導体関連で『日本から独立できていない』とする記事が載るだけです。このエントリーを書く前に結構検索してみましたが、ヒットしたのは『大統領候補が(各種不正疑惑で)謝罪するかどうかが話題になる中、大統領候補たちの経済安保関連政策はいったい何なのか』(ソウル経済)という記事だけでした。

日本では、自民党の経済安保方案が、17日に国会提出されます。ハンギョレ新聞の説明によると、こんな内容です。 <<・・供給できないと国民生活や産業に多大な影響を与える半導体・鉱物資源(レアメタル)などを「重要物資」に指定し、日本国内の製造基盤を強化する案が盛り込まれた。 日本に生産施設を建てれば政府が直接補助金を与えることが明示される。通信やエネルギーなど重要なインフラを新たに導入する際、政府が事前に審査する制度も新設される。

中国などの安全保障面で脅威となる国家の製品が含まれているか確認するという意味だ。安全保障に関する機密技術の流出を防ぐため、特許出願をする際に情報を公開しない「特許非公開」システムも作る方針だ。人工知能(AI)など先端技術研究開発と関連しては、経済安全保障関連基金から支援する計画だ・・>>

 

最近、韓国で流行っている『地位(位相)』という言葉ですが、それは地位というよりは身分です。『私は身分が高いから何もしなくていい』という発想から、「韓国は何もしなくて日米が頭を下げてくる」というとんでもない対策も出てくるのではないか、と。朝鮮時代の両班もどきな考え方ですが、ちょうど、主な相手は中国。朝鮮時代もそうでした。

8月の過去エントリーに、こんな内容がありました。「南京条約を、西洋の勝利と見た日本は、徐々に脱亜論に向かっていく。東洋の代表格である中国(清)が屈服した以上、西洋が日本に押し寄せてくるだろうという危機意識も持つようになる。朝鮮は、1842年、条約の意味どころか内容もしっかり把握できていなかった。朝鮮は清の一方通報に基づいて南京条約を理解することになる。『西洋人を可哀想に思い、中国の深い度量に基づいて、外国に部分的に扉を開けることになった』と、中華思想に基づいた言い訳を信じたのだ」。歴史を忘れた民族に未来はないと、とても有名な(弾劾などで)人がよく言ってましたが、こういう内容に限ってはそのとおりです。

 

 

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