韓国外交の『地位』はどこに・・米国の対北制裁発表の流れから見える韓国外交の現状

12日、韓国大統領府が『北京オリンピック、文在寅大統領の参席は検討していません』と話しました。意外と早めに発表があったな、なんかあったのかなと思っていたら、13日、米国が対北制裁を発表しました。分かりやすいというか、なんというか・・ちょっと時系列で並べてみます。以下、各紙<<>>が引用部分となります。

まず、韓国が参加しなかった北ミサイル糾弾共同声明が発表されたのが今月10日です。韓国時間だと11日あたりになります。 <<米国は去る10日(現地時間)に北朝鮮の弾道ミサイル発射議論のために招集された国連安保理会議の前、日本・欧州諸国の国連駐在大使たちと共に、北のミサイル発射を糾弾し、非核化対話に応じることを促す声明 を出した(京郷新聞>>

韓国では翌日となる12日、韓国大統領府がこう話しました。 <<大統領府は12日、来月開かれる北京冬季オリンピック出席の有無について「文在寅大統領の参席は現在検討していない」と明らかにした。大統領府の高位関係者はこの日、記者たちが「文大統領は北京冬季オリンピックに参加するかどうか」について尋ねると・・・・文大統領が出席を検討していないとし、「慣例を参考に、適切な代表団が派遣されるように検討中」とした・・(聯合ニュース>>

 

ですが、その翌日(韓国時間で13日)、米国は独自の対北制裁を発表、同盟国の同調も促しました。日本はさっそく支持を表明しました。ここからは東亜日報です。 <<ジョー・バイデン米政権が北朝鮮の弾道ミサイル試験発射に対して、対北制裁を決めた。ここに日本まで独自の対北制裁を検討すると言い、「年末年始が朝鮮半島に機会になる」としていた韓国政府は大変困ることとなった。文在寅大統領の任期終了を控え、米朝が強硬対立となり、文大統領の終戦宣言構想も危機に瀕した。

大統領府は13日、米国の対北制裁措置に対して公式立場を出さなかった。大統領府関係者は「状況を注視している」とだけ話した。この関係者は「北朝鮮のミサイル発射とは別に南北対話、米朝対話も続けなければならない」とし「米側も、対話に開かれているという立場だ」と話した。だが、年初、北朝鮮の挑発が続き、米国が対北制裁まで取り出し、大統領府は当惑している。

外交当局も、米国の対北制裁措置についてあまり話さなかった。統一部当局者は「米国政府が自国法に基づいて取った措置であるだけに、統一部が直接コメントする事案ではない」とし、外交部も「米国の対北制裁措置は対話とともに対北制裁決議などの履行も重要だという米国の既存の立場が反映された」というマニュアルなことだけ話した。米国が「強力な対北制裁は同盟と一緒にすることが非常に重要だ」とし、事実上、同盟国の参加を促したこととは、距離のある反応だ。一方、日本の松野官房長官は、米国の対北制裁措置に「支持する」と明らかにし、日本も独自の対北制裁強化を検討すると明らかにした・・>>

 

ひょっとして、12日の「大統領は~」は、韓国なりの『外交』だったのかな、そんな気がします。韓国でよく使う表現を借りると、『カード』だったのですね。こんなときのための。多分、11日、米国は対北制裁のことを日本、韓国などにも言ったはずです。同盟国の同調を促す前に、まず言っておく必要がありましょう。その次の日、韓国なりに出した出来る限りの『カード』が、大統領はオリンピックに参席しません!だったわけです。言うまでもなく、13日に米国は普通に対北制裁を発表しました。

なんと惨めな外交。なんて恥ずかしい外交なのでしょう、これは。もう外交とも言えません。寸劇です。そして、頭の中を強烈によぎる言葉がありました。『地位』です。韓国ご自慢の地位(韓国では『位相』とも言います)は、いったいどこに行ったのでしょうか。

 

 

 

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