韓国、防疫強化措置を実行中にも新型コロナが再拡散・・今週だけで死亡者191人

ある程度は落ち着きを見せていた韓国の新型コロナが、再び拡散しています。

20日(21日0時基準、今朝発表)の新規感染者は、7000人を超えるだろうと予想されていましたが、6769人となりました。1週間前となる13日(14日0時基準)は4542人でした。重症患者は減少が続き、421人。死亡者は21人です。相変わらず、速報記事の中には死亡者の数が無いものもあり、死亡者データ無視の傾向は続いています。

韓国各紙は「日本がコロナで大変なことになっている」と報道しており、中には先月の『日本の防疫のほうが正しかった』とした専門家たちを意識し、まるで仕返しをするような論調の記事も見られます。中には、「なぜか重症患者が前の『波』のときの10分の1、死亡者もずっと少ない」とする記事(世界日報)もあるにはありますが、コメントはほとんど無く、『死亡者をちゃんと発表しないだけ』で終わってしまう流れです。

前にも同じ趣旨をエントリーしたことがありますが、韓国は12月16日から、防疫措置を再び強化しました。それから感染者・重症患者数は落ち着きを見せていますが(それでもまだ重症患者で日本の2倍以上です)、死亡者が多数発生しています。今年に入ってから毎日40~50人の死亡者が発生したことに比べると、今週は死亡者が減少しています。しかし、まだ今週に入ってからも191人の死亡者が発生しました。「今週に入ってから」とは、16日(日曜)のデータ(17日0時基準)から、20日(木曜)のデータ(21日0時基準、今朝発表されたもの)までのことです。

16日(17日発表)新規感染者3859人、重症患者(現状)579人、死亡者23人。17日4072人、543人、45人。18日5805人、532人、74人。19日6603人、488人、28人。20日6769人、431人、21人。妙なのが18日(19日発表)データで、死亡者が74人も発生しているのに、重症患者数が11人しか減っていません。重症者の中にも回復する人がいるし、重症者にカウントされるまえに亡くなる場合もありますので実際は違うでしょうけど、あくまで一般論として、医療システムで管理できる範囲で死亡者が増えると、重症患者は減ることになります。

韓国では、「そろそろオミクロン変異が5割を超える」とされています(すでに5割にはなっているという意見もありますが)。新規感染者は増えるだろうとして、去年11~12月に『(ワクチン接種率から考えて)不思議なほど』と言われた重症患者・死亡者の急激が増加が、今回はどうなるのか。気になるところです。政府は「新規確診者が1日に7000人発生すると、防疫体系を転換する」としていますが、もうすぐ7000人は超えそうです。

 

 

拙著著のご紹介&お知らせなど♨  以下、本の題の部分はアマゾン・アソシエイトになりますのでご注意ください。

新刊<文在寅政権最後の暴走>が発売中です。文政権で日韓関係がどう変わったのか、文政権の考える『まともな国』とはどんなもので、それは南北、対日、対米、対中関係をどう考えていたのか。そして、どう失敗したのか。次期大統領選挙や日韓関係はどうなっていくのか。そんな内容となります。

准新刊<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が発売中です。日本語たる不思議、その圧倒的な行間。「ありがとう」たる行間の存在。それらについて考察した本になります。既刊として、日本滞在4年目の日常と、ラムザイヤー教授の論文騒ぎから見えてきた日韓の差を考察した<「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論>、併合時代や1965年(基本条約締結)の韓国語記事などから当時と現状を考察した<恥韓の根源>も発売中です。他の拙著については別ページにまとめました

サブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。

本ブログのプライバシーポリシーはこちらになります