書いていたら新型コロナエントリーになってしまいました・・が、※ケンチャナヨケンチャナヨ（※繰り返す）。多分。このまま更新します。
昨日～今日あたり、韓国側で岸田総理の支持率に関する記事が目立ちました。安倍元総理、菅前総理の場合は新型コロナが流行ると支持率が大幅に下ったのに、なんで岸田総理はそこまで下がらないのか、というのです。多分、「下がってほしい」のでしょうね。
いくつかの記事を読んでみましたが、元ソースとなる毎日新聞の記事（こちらです）と、韓国側の記事（またはその題）は、ニュアンスが違います。元記事には、こうなっています。＜＜毎日新聞と社会調査研究センターは22日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は52％で、2021年12月18日の前回調査の54％から横ばいだった。不支持率は36％（前回36％）だった。これまでは新型コロナウイルスの新規感染者数が増加すると、内閣支持率が下落する傾向があった。今回は感染者数が過去最多を連日更新している局面だが、支持率低下にはつながっていない・・＞＞。
ですが韓国側の記事は、ほぼ全てが毎日新聞の記事をソースにしつつも、『新型コロナ拡散で支持率上昇が止まった』という内容です。特に、『新型コロナ拡散で岸田支持率に急ブレーキ（ソウル経済）』『下落反転（YTN）』などは、題からして元ソースとは見方が違うことがよくわかります。
あくまで邪推ですが、日米首脳会談、そして駐日米国大使の赴任関連で、保守系の新聞が『なんでバイデン氏は韓国に来るとは言わないのか（朝鮮日報）』、『日米韓協力が大事だというけど、なんで韓国には大使が来ないのか（中央日報）』な内容の記事を連続で出しました。他のメディアが岸田総理の支持率を、どうしても『下がった』にしたいのは、ある種の反発という側面もあるのでしょう。ちょうど、沖縄名護市長選挙で渡具知武豊氏が、南城市長選で古謝景春氏が当選したこともあるし、『気に入らない』と思っていたのではないか・・な気もしますが、記事作成時点にもよります。
もちろん一部のメディアは「横ばいだ、確かに不思議だ」と報道したところもあります。朝鮮日報もそうで、『新型コロナに対する恐怖が弱くなったからだ』、などなど。新型コロナそのものに対する恐怖（原文ママ）が弱くなっており、防疫政策を評価しているわけではない、というのです。以下、引用してみます。＜＜～＞＞が引用部分となります。
＜＜日本の新種コロナウイルスオミクロン変異が爆発的に拡散するのに、岸田文夫の内閣支持率には大きな変動がなかったことが分かった。去る2年間、日本の定価に通用していた「コロナ拡散＝内閣支持率下落」公式を開いて、首相が破ることができるか関心が集まる状況だ・・・・菅義偉前首相は東京オリンピック開催後、デルタ変異の拡散に対する責任を負い、就任約1年で再選を放棄した。安倍晋三元首相もやはりコロナ対応が遅れたなどで、２０２０年５月の支持率が「危険水位」と呼ばれる２０％台まで落ちた・・
・・毎日新聞の記事は、今回の岸田内閣の異例の支持率の原因を、毎日新聞はオミクロン変異の特性自体で探ろうとしている。今回の世論調査では「オミクロン変異拡散は怖いがデルタ変異ほどではない」という応答率が46％に達したのが端的な例だ。コロナ拡散による飲食店・大型イベント場の規制についても、回答者の55％が「感染対策をしっかりしているなら規制は必要ない」と答えた。オミクロン変異がデルタ変異に比べて症状が深刻ではないという事実が知られているのが支持率にも影響を及ぼしたという分析だ。ただし、オミクロン変異拡散局面が続く場合、岸田首相の異例の支持率先方も続くことは難しいという観測も出ている・・＞＞
個人的に、「防疫政策を支持しているわけではなく、新型コロナに対する考えそのものが変化した」という分析は理にかなっていると思います。むしろ、蔓延防止などで支持を落としているのではないか、そんな気もします。個人的にも、仕方ない側面があると思いつつも、街で『臨時休業』と書いてある店を見ると、とても悲しくなります。身の回りにも、似たような話をそこそこ耳にしますし・・
日本の場合、まだピークとは言えない状態ですが、新規感染者5万人超えで重症者数は今日0時時点で430人。今思えば、前の波は日別新規感染者ピークが約26,000人、重症者数ピークが約2,220人でしたから、ひどいものだったな・・と（これでも他国よりは良好な状態でしたが）。こんなデータに誰でもアクセスできるし、積極的にアクセスする人が多いからこその結果かもしれません。
決して油断していいという意味ではないし、これ以上は軽率な発言になる恐れがあるので控えたいですが、すでに沖縄はピーク過ぎたようですし、いずれ全国的にピークをすぎるのではないでしょうか。今回の波を緊急事態宣言無しで終えられるなら、「ウィズコロナ」において大きな一歩になるのではないか、そんなことを思っているのも事実です。肯定的になりすぎず悲観的になりすぎず、個人レベルで出来ることをやりながら、朗報を待ちたいと思います。
オチの弱いエントリーでしたが、コメント欄は別に支持率以外にも、新型コロナ関連なら自由に使ってください。ただ、検証されていない情報へのリンクはご遠慮願います。また、いつものコメント注意事項はかならず守ってください。
♨ 拙著著のご紹介＆お知らせなど♨ 以下、本の題の部分はアマゾン・アソシエイトになりますのでご注意ください。
・新刊＜文在寅政権最後の暴走＞が発売中です。文政権で日韓関係がどう変わったのか、文政権の考える『まともな国』とはどんなもので、それは南北、対日、対米、対中関係をどう考えていたのか。そして、どう失敗したのか。次期大統領選挙や日韓関係はどうなっていくのか。そんな内容となります。
・准新刊＜日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) ＞が発売中です。日本語たる不思議、その圧倒的な行間。「ありがとう」たる行間の存在。それらについて考察した本になります。既刊として、日本滞在4年目の日常と、ラムザイヤー教授の論文騒ぎから見えてきた日韓の差を考察した＜「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論＞、併合時代や1965年（基本条約締結）の韓国語記事などから当時と現状を考察した＜恥韓の根源＞も発売中です。他の拙著については別ページにまとめました。
・サブブログに議論エントリー（1～3）と雑談エントリーを用意しました。長くなりそうな話にはサブを利用してください。・シンシアリーはツイッターを利用しています。99％更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。
・本ブログのプライバシーポリシーはこちらになります。