米軍の機関紙格「星条旗新聞」、竹島を「紛争島嶼」とし、日本大使館のギフト拒否を報道

米軍の機関紙格となる「Stars & Stripes(星条紙、星条旗新聞)」という新聞があります。前にどこかで「機関紙のような存在ではあるが、自由に記事を書くため、公式には機関紙ではない」と聞いた記憶があり、本エントリーでは「機関紙格」としましたが、ソース記事は「米国国防省の機関紙」としています。

その星条旗新聞が、竹島を「紛争島嶼」とし、日本大使館が韓国大統領の贈り物を拒否した件を報じました。出来る限り言及を控えてきた今までの米国国務省のスタンスとは、かなり違います。新聞の独自路線でしょうか、それとも、「大使館が国家元首の贈り物を拒否した」という強烈なインパクトによるものでしょうか。

複数の韓国紙がこの件を報じていますが、特にノーカットニュースは、『日本の味方をしており、その意図が不純だ』としています。ちなみに、ノーカットニュースとは、クリスチャンを対象にした大手メディア「CBS」系列社の中で、非宗教・ニュース部門を担当する会社の名称です。以下、ノーカットニュースから引用します。<<>>が引用部分となります。

 

<<米国国防部の機関紙である「星条紙(Stars&Stripes)」が最近、文在寅大統領の「独島(※竹島のこと)絵」が描かれたソル贈り物を日本大使館が返送した件について報道し、独島を「紛争島嶼」と規定した。ワシントンDCに本社を置いた星条紙は24日(現地時間)「日本が紛争島嶼の描かれた韓国のプレゼントを拒否した」というタイトルの記事を掲載した。

この記事はタイトルのように独島を「紛争島嶼(disputed islands)」と説明しながら、韓国では独島、日本では竹島と呼ぶと伝えた。続いて事件の発端、日本大使館及び日本政府の反応、独島に対する両国の立場を順に盛り込んだ。16個の段落からなる記事は、独島を紛争島嶼と称しただけに「中立的」と扱おうとしたのか、韓日両国の立場を内容と、表面的には五分五分5と同等に載せている。独島領有権に対する韓国の立場を2段落で述べた後、日本の主張も2段落で書く形式だ。

まず韓国政府の立場部分をそのまま移せば、こうだ。▶独島に対する韓国の立場:韓国政府が運営するあるウェブサイトは、韓国政府が「独島に対するどんな挑発にも断固と厳重に対応するために主権を行使している」と記述しており、「韓国の固有領土」とも言う。同ウェブサイトによると、この島には韓国警察約25人、灯台管理者3人、政府関係者2人、住民1人が住んでいる。韓国は独島に海岸警備隊を運営しており、毎年何千人もの訪問客がフェリーに乗って訪問して景色の良い道を歩く。

次は日本政府の立場部分だ。▶竹島に対する日本の立場:日本もこの島に対する領有権を主張し、韓国が「国際法に根拠せず、竹島を占領した」と非難している。そして、韓国と同様に、日本も竹島と長い関係を結んできたという主張を裏付けるため、歴史文献と地図を提示する。日本政府が運営するあるウェブサイトによると、このような主張には、日本が第二次世界大戦の後、主要島々と竹島を含む数百の小さな島々に対する統治中断を命じた1946年米軍メモが含まれている。

ここで「1946年米軍メモ」とは、太平洋戦争以後、米国が敗戦国日本の地位規定のための「サンフランシスコ平和条約」性案用として内部的にやりとりした文書の一つと見られる。米国は1951年6月14日、サンフランシスコ平和条約最終案を出すまで日本が権利と所有を放棄する対象で、最初は独島を明示したが、日本側のロビーを受けて放棄対象から除外した疑惑を受けている。特に星条紙は、韓国の立場を説明する二段落の文では歴史的地理的根拠を省略した反面、日本の主張には米軍のメモなど’根拠’を入れており、その意図が不純に見える・・>>

 

韓国側の根拠だけ載せなかったのではなく、載せるほどの根拠が見つからなかったのでは、な気もします。それに、この話、前にも聞きましたが、あの時期に日本が米国相手にどうやって何のロビーができたのでしょうか。謎です。ちなみに、元ソースはこちらです。Japan rejects gift of booze from South Korea that contained image of disputed islands 会員登録しなくても、5つ(5回)までは記事が読める仕様のようです。

 

 

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