1月12日エントリーの続報となります。台湾が、明日にでも福島県産食品の輸入再開方針を発表するのではないか、とのニュースがありました。案の定、韓国では「日本が韓国にも同じことを要求するのではないか」という報道が増えており、京郷新聞などは「そこまでしてCPTPPに加入する必要はない。日本の地位(立ち位置)が上がるだけだ」という意見も出ています。まずは聯合ニュースから引用します。<<~>>が引用部分となります。
<<台湾政府が、早ければ27日、福島産食品の輸入許可を発表するという報道が出た。台湾連合報は26日、政府と与党関係者を引用し、台湾政府が立法院(国会)総予算交渉が片付いた直後に福島食品の輸入を発表する可能性が高く、発表時点は早ければ27日になると報じた・・・・党の関係者も、「党が内部的に施行した世論調査で福島産食品の輸入再開に反対する人の割合が半分以下に落ち、もう処理する時が来た」とし「迅速に処理してこそ、執権与党が先制的発言権を握ることができる」と話した。台湾は福島一帯の農・水産物の輸入を禁止してきたが、台湾政府は包括的・漸進的環太平洋経済同伴者協定(CPTPP)加入のための条件を作るため、福島一帯食品の輸入許可を推進している。
独立性向の蔡英文総統が率いる台湾政府は、中国経済依存度を下げるための根本的な輸出構造多様化のため、米国との自由貿易協定(FTA)締結とCPTPP加入を強く希望している。台湾は昨年9月にCPTPP加入申請をしてから日本の支持を得るための協議を進めており、日本は台湾側に福島食品の輸入許可を要請している。
連合報は、台湾の福島食品許容問題は法令改正事案に該当せず、主務省である衛生福利部の告示で可能だと伝えた。台湾が福島食品の輸入を許可する決定を下すなら、今後、日本が台湾の前例を挙げてCPTPPに加入を希望する韓国にも同じ要求をするとの観測も提起されている・・>>
日本が同意するとして、台湾のCPTPP加入が成功するわけではありません。台湾としても、いろいろ考えて決めたことでしょう。ちなみに、テレ朝ニュースによると、台湾は2018年の住民投票で「2020年までは再開しない輸入を禁止する」としていました。そろそろ解除するときが来たという判断もあったのでしょう。同ニュースによると、「科学的根拠に基づいて、再開に向き合う必要がある」、とも。
CPTPP加入を宣言したものの、輸入再開は「絶対ダメだ」というスタンスを取ってきた韓国としては、最悪の流れとなりました。各紙が「どうしよう」としている中、京郷新聞は、そこまでしてCPTPPに加入する必要は無いという記事も載せています。ここからは京郷新聞から引用します。
<<韓国は経済と軍事力で世界10位の先進国だ。日◯強占期(※併合時代のこと)と朝鮮戦争の悲劇を勝ち抜き、成し遂げた結果だ。自負心を持っていい。我々は今、先進国として責任ある役割を考える時である。先進国韓国には責任ある通商が必要である・・
・・まず、TPP(※CPTPP)加入のために必ず必要な、日本の同意問題である。日本は絶えず福島産水産物の輸入を再開するよう求めている。さらに昨年11月、福島汚◯水(※処理水のこと)海洋排出リスク評価報告書を公表し、今年6月排出工事開始、来年4月排出のための具体的なスケジュールを一つ一つ進めている。一方、韓国は国民の安全を守り、国民経済に有利な対応方案について内部的に合意できないでいる。このような状況で日本の同意を得なければ実現できないTPPに加入申請することは、日本の立ち位置を高めるだけだ。そして日本の放射能リスクという問題の前に、私たちの内部を分裂させるだろう・・・・安定したWTO多国間主義のために、韓国は先進国としての役割を果たさなければならない。 2022年は、日本にTPP加入の同意を求める時ではないのだ>>
※(追記)台湾の発表は、国会議長席を占拠するなど野党が強く反発し、旧正月以降に延期となりました※
(・∀・)ノ いつもより すこし/ちょっと/かなり/そうとう 早いですが、今日はこれで更新終了となります。今日もありがとうございました。
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