独立有功者団体『光復会』会長に横領の疑い・・独立有功者のための事業で得た利益・寄付などを私的に使用、尹美香議員と同じパターン

本ブログの読者の皆さんには改めて説明する必要もないでしょうけど、韓国の独立有功者団体「光復会」の会長、金元雄(キムウォンウン)という人がいます。

国会議員だった頃、横田めぐみさんのお父さん、横田滋さんに、「日本に連れて行かれた無数の朝鮮人『めぐみ』たちを忘れるな」と手紙を書いた、あの人です。いまは韓国の『英雄』である独立有功者団体の会長となり、政治家以上の影響力を行使しています。

前の総選挙では、『選挙は日韓戦』という雰囲気の中、特に活躍が目立ちました。国会議員選挙の候補全員に『親日清算・歴史歪曲禁止法案に同意するのか』というアンケートを行い、その結果をネットに公開したりしました。さて、その金会長ですが・・独立有功者関連で集めた資金及び寄付物品などを私的に使った疑惑が報じられました。慰安婦がどうとかで集めた金を私的に使った、尹美香(ユンミヒャン)議員と同じパターンです。以下、朝鮮日報の記事から引用してみます。

 

<<国家報勲処(※独立有功者などを担当する韓国の国家機関)が、金元雄 光復会長の横領疑惑が報道されてから、一日も立たずに監査にとりかかったのは、提起された疑惑が深刻だと判断されたためだ。光復会が国家有功者の子どもに奨学金を与えるという名分で国会で運用しているカフェの資金4500万ウォンが、金会長のマッサージや理髪など個人用途に使われたというのが疑惑の要旨だ。

これに加えて、TV朝鮮は、光復会館の中に金会長の家族が会社が設立、金会長の職印を使った公文を利用して公共機関を相手に営業活動を行った情況があるとも報道した。報勲処は追加疑惑に対しても監査する可能性が高い。「国民の力」キム・ギヒョン院内代表は「疑惑が事実なら、親日派よりもひどい」とし「文在寅大統領が立場を明らかにし、関係者を問責すべきだ」とした。

光復会は2020年5月から、各種記者会見などで流動人口の多い、国会の「疎通館」の前に「ヘリテージ815」というカフェを運営してきた。このカフェの運営を総括した元光復会企画部長A氏は、TV朝鮮に、金会長の指示で過去1年間カフェ資金4500万ウォンを横領し、このお金を金会長の衣装購入とマッサージ、理髪費用などに使ったと暴露した。

金会長はA氏に「国会カフェで出てくるお金、私たちが自由に使えたらいいな」と話したという。A氏は自身が横領金を入金した内訳と、このお金を理髪店や韓服業者などに送金した記録のある通帳の写しを証拠として提示した。金会長秘書の名義で開設された通帳だった。通帳の写しに登場する理髪店の関係者は「彼(キム・ウォンウン会長)の側近が来て、決済する時があった」とA氏の主張を裏付けた。

 

A氏は「キム・ウォンウン会長の裏金は、基本的にカフェから出たもので、私が補ったりしたとみるといい」ともした。横領するお金が足りなくなれば、A氏が自分の金で補ったりしたという意味だ。 A氏は、自身はもちろん、金会長も法の審判を受けなければならないと主張している。法曹界では、金会長の指示が立証できれば横領の疑いが、立証されなくても、少なくとも盗品を取得した容疑が適用できるという観測が出ている。

A氏は、「カフェ資金横領」疑惑とは別に、金会長の嫁、甥、義甥などが役員である骨材会社がソウル汝矣島光復会館4階にこっそり事務所を作り、公共機関を相手に営業活動を行ったという疑惑も提起した。問題の会社は、金会長の職人が押された公文書を、国防部、市役所、韓国住宅公社などに送ったことが分かった。いずれもキム会長の指示だったというのがAさんの主張だ。 A氏は「非公開にしようというのが、キム会長の意志であった」と話した。取材が始まると、キム会長の嫁と義甥は役員から辞任した・・>>

 

光復会は、「今回の事態はAさんの個人的な不正で、あとで金会長が自費で全部補った」と主張していますが・・SBSの報道によると、すでに、報勲処は10件前後の不正を把握した、とのことです。独立運動家を描いた漫画出版事業関連で裏資金を造成したり、やってもいない会議で金会長に諮問料を支給したり、金会長個人の訴訟に公金を使ったり、寄付物品を私的に使ったり、などなどです。さて、慰安婦、独立有功者と来ました。次はどこかな?

 

 

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