韓国、「日本のマスコミも日本を批判している」記事が溢れる

いつものことではありますが、韓国側では、佐渡金山のことで『日本現地でも批判の声が出ている』という記事が溢れています。保守系大手新聞東亜日報の記事を一つ引用してみると、こんな感じです。

 

<<『日本政府、佐渡鉱山世界遺産申請書提出・・現地メディアも批判(※題)』・・ 日本メディアは批判の声を出し始めた。朝日新聞はこの日、「佐渡鉱山遺跡、謙虚​​に伝える調和こそ」という社説で「(日本政府は)国際機関で惜しみなく議論するより近隣の外交を蘇らせるのが優先ではないか」と話した。また「どんな世界遺産も複雑な歴史と絡み合っており、評価には光と影がある」とし「負の側面に関連した指摘を謙虚に向かわなければならない」と指摘した。 「負の側面」は「否定的側面」と解釈できる。

古賀攻 毎日新聞専門編集委員は記名コラムで「1988年に刊行された『新潟県史』は『1939年に始まった労務動員計画は名称は募集、官の斡旋、徴用に変化したが、朝鮮人を強制的に連行した事実は同質だ』と記述している」とし「地方自治団体の独自の歴史記録といっても、強制連行はなかったと考える日本政府としては不都合な公的通事であることに違いない」と明らかにした・・(東亜日報>>

ちなみに、この前「今、韓国側に必要なのは、(日本が自ら対話に応じる)雰囲気が熟するまで、待ってやる知恵であろう」という記事を書いた東京特派員さんの記事です。他にも朝鮮日報が同じく東京特派員の『日本内でも爆発した不満の声』という題の記事で、同じ内容を伝えています。

<<・・読売、産経新聞など保守メディアは社説を通じて「貴重な文化財の世界遺産登録推薦は当然の決定」とし「佐渡鉱山で強制◯働があったという韓国側の主張は事実と異なる」と政府を擁護した。しかし、毎日新聞は「近隣の国と対決姿勢を演出しようとする意図をもって文化を政治的に利用するような行動は、やがて国益を害すること」と指摘した。朝日新聞は「世界遺産の評価には光と影がある。否定的側面と関連した指摘と謙虚に向かい合うべきだ」とし「民間専門家らが偏向されたと指摘する端島など明治産業遺産施設も改善しなければならない」と促した・・>>

 

別に、日本側にこんな記事が「あってはいけない」とは思っていません。日本は反対意見が認められる国ですから。もちろん、それらの記事に同意するかどうかも、人それぞれです。しかし、韓国はそうではありません。こういう『反日の核心案件』・・なんというか、『反日 大ヒット商品』とでも言いましょうか、こんな案件に、一般論とされる『いわゆる韓国の正義』と反対の声を出すことはできません。たとえ韓国で生まれ育った人でも、『韓国人』という範囲の外に追い出されてしまいます。自分で出ていく人もいますけど。

韓国は、日本内で韓国と意見が合う人たちを『日本の良心』と表現します。今回も、日本にはまだ良心勢力がある、というニュアンスばかりです。しかし、果たしてそういうことでしょうか。前にも紹介したジョークですが、冷戦時代、こんなジョークがありました。

【米国の大統領とソ連の最高指導者が、自慢話を始めました。米国大統領が、米国は自由の国だとしながら、こう話しました。「米国では、『米国の大統領なんかバカだ』と叫んでも、捕まったりしませんよ」。すると、ソ連指導者がこう話しました。「うちと変わりませんね。ソ連でも、『米国の大統領なんかバカだ』と叫んでも、捕まったりしません」】

ふっと、このジョークを思い出しました。さて、このジョークの中でおかしいのはどちらでしょうか。先の韓国側の言う『良心』は、このジョークに似てないか、そんな気がしました。

 

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