まず、コメント欄からの報告ですが、『あそこ』がまた何かのイベントを始めたようです。1年に1~2回、あそこがイベントをやる期間になると、ものすごい数の関連広告が上がってきます。アカウントごとブロックしても、毎年アカウントが変わりますし、アカウントが一つだとも限りません。すべて跳ね返す設定にはしていますが、それでも何かの形で広告が載るオソレがあります。いつでもご報告ください。なにかのフレーズ(広告に書いてあった文章や単語など)とともに、サブブログ(コメント注意事項のところ)に書いてくださると、確実に対応できます。不本意とは言え、管理不足で嫌なものを見せてしまった可能性があり、申し訳ございません。最近、謝ってばかりですね。もっとしっかりしないと・・
で、本題ですが、「ソブジャン」関連です。素材(ソゼ)、部品(ブプム)、装備(ジャンビ)でソブジャン、ソブジャンと言います。ハングル表記だと『ザンビ』でソブザンになりますが、発音的にケンチャナヨ。韓国側で言う「輸出◯制」、いわゆる「輸出管理厳格化」のとき、文大統領が「二度と日本に負けない」と公言したこともあり、ソブジャンは韓国では結構有名な言葉になりました。ちょっと別の意味で話題になった『国産化成功』ニュースなどに、よく出てきます。ですが、朝鮮日報が調べたところ、輸出管理厳格化のあとに多少減少した(素材部品装備の)日本からの輸入額が、毎年増加、去年には厳格化の前の年となる2018年よりも増えた、とのことでして。なにせ、国産化といっても、日本関連会社を通じてのもの、とのことでして。以下、朝鮮日報から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<2019年7月。 政府は日本から「ソブジャン(素材・部品・装備)自立」を宣言し、大々的な技術開発支援、関連企業育成策を発表した。それから2年が過ぎた昨年7月、文在寅大統領はソブジャン成果報告大会を開き、「日本の奇襲攻撃に対抗してソブジャン自立を成し遂げた」と話した・・・・しかし、4日、本紙が最近4年間の政府貿易統計を分析した結果、昨年日本から輸入したソブジャンは2018年よりもむしろ増加したことが分かった。2018年の対日本ソブジャン輸入額は381億ドル(45兆7000億ウォン)だった。 2019年に329億ドルに減少したが、翌年340億ドルに反騰し、昨年は395億ドルになった。
ソブジャン輸入額で日本が占める割合は2018年18.3%から昨年15.9%に小幅減少した。しかし、それは半導体好況で、総輸入額が2018年に比べて20%も増加した影響によるものだ。国内ソブジャン業界も、「韓国や第3国にある日本企業の工場を通じて購入する『迂回』が増え、対日輸入統計では分からない錯視効果が生じている」と指摘する。実際、ソブジャンでの日本依存度は絶対的で、何も変わってない。
国内1位のバッテリーメーカーであるLGエネルギーソリューションは、バッテリーを安定的に包装する核心素材「アルミニウムポーチフィルム」を日本のDNPと昭和電工という2社から輸入している。 2019年、日本が対韓輸出◯制に乗り出すと、LGもいち早く代替サプライチェーン確保に乗り出した。LGエネルギーソリューションの関係者は、「国内と中国の企業に接触し、製品テストも進め、納品を受けようと様々な方面で調べた」と話した。しかし、LGはまだまだ世界市場の70%を過占している2社の日本メーカーの製品を使っている。いくつかのポーチフィルムをテストしてみたが、価格と性能の両方の基準に満たず、量産などとても不可能だと判断したのだ。
この他にも、二次電池の電極を安定化させるバインダー、電解液添加剤、銅箔(銅箔・紙のように薄くした銅)製造設備など、日本に絶対的に依存する製品が依然として多い。イ・ハング自動車研究院研究委員は、「国内企業が国産化に乗り出しているが、ノーベル化学賞受賞者を何人も出した日本は、核心技術特許を相当な数、掌握している」言う。日本の技術特許を避けながらソブジャン国産化をするのは、容易ではないという話だ・・
・・2019年の日本の輸出◯制品目3種の一つだった「フォトレジスト」は、日本の輸入依存度が2018年の93.2%から昨年79.5%に減った。代替供給網としてベルギーからのフォトレジスト輸入額を10倍以上大きく増やしたからだ。昨年ベルギーの輸入比率は15.8%を占めた。政府は「日本依存度を減らした成果である」と発表した。しかし、これをめぐって日経新聞は「韓国がベルギーから輸入した分のフォトレジストは、日本JSRのベルギー工場で製造したもの」とし「欺瞞的な数値発表である」と報道した。製造国が変わっただけで、結局は日本メーカーの製品だということだ・・>>
他にも、高純度フッ化水素を韓国の「ソルブレイン」、「イエンエフテクノロジー」が国産化に成功したと発表しましたが、原料需給から製造に至るまで、すべて日本の化学会社と株式を分かち持つ合弁会社によるものだ、とのことでして。例えばイエンエフテクノロジーの高純度フッ化水素製造系列会社である「パムテクノロジー」の場合、日本の森田ケミカル(原文ママ、多分、森田化学工業でしょうか)が株式の32%を所有している、とも。とりあえず、韓国政府の発言はまた外れた、またはそもそも嘘だった、ということになります。何度目でしょうか、これ。
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