韓国紙「それでも中国は、独島を狙う日本よりは協力の余地が多い。日本が中国よりマシだなんて、それはただの扇動だ」

以下、◯は「反」、△は「嫌」です。韓国のノーカットニュース(キリスト教系列の放送局『CBS』の非宗教部門ニュース)が、最近韓国の若い世代の間で広がっている、中国への思わしくない感情、◯中や△中についてのコラムを載せました。

「日本が中国よりマシだ」という話は、ただの扇動。日本より中国がマシ。中国より日本を嫌うのが自然だ、という内容です。「言いたいことはそれだけか」に全てのオチが集約しますが・・一応、ノーカットニュースから引用してみます。<<~>>が引用部分となります。

 

<<「日本がマシだって50代が見た△中扇動(※題)」。「中、問題も多いが感情より冷徹な国益が重要、◯日感情との比較は無理(※見出しの一部)・・事態の責任が中国にあることは明白である。しかし、国家間のことを感情だけで扱うことはできない。国民情緒も重要だが冷徹な国益が最優先だ。そうした点で最近、韓国内の△中は、自然発生のレベルを越え、一角の扇動が結合したものであり、危ないと思われる。

ある種の政策的考察が敷かれた△中扇動は、突然「むしろ日本がマシだ」という言葉まで作り出した。もともとは北朝鮮で使うという「日本は100年の敵、中国は1000年の敵」という言葉も出回っている。好き、嫌いの感情を理性の基準で測ることはできない。しかし、いくらそれでも、政府と官僚、政治家まで出て露骨な△韓を煽る日本を、中国と比較することはできない。中国の△韓攻撃は、少なくとも表面的には「愛国主義ネチズン」のような民間の若い層が主軸だ。

ここに韓国政府が直接対応すれば、状況は複雑になる。日本で△韓デモ、△韓書籍が溢れても、政府が前に出られないのも同じことだ。慰安婦、徴用、教科書など過去史挑発だけでなく、奇襲的な経済制裁を敢行し、独島まで狙う日本とは異なり、中国とは協力の余地がはるかに多い・・>>

 

9日の朝鮮日報の記事ですが、環球時報(官営メディアです)の国際評論SNSアカウント「ブイダオ(補一刀)」に、「韓国は長い間、中国・日本という二つの強大国の陰に隠れてきたため、劣等 感が芽生え、そのせいで(ショートトラックの)判定を『中国びいきで韓国を無視する、不公正なものだ』と思い込んでしまう」という内容が載りました。ショートトラック関連ではなく、「『劣等 感のせいで、物事の判断が不公正なものに見えてしまう』という部分だけを見ると、これは韓国内外の各種問題において、鋭い指摘でありましょう。

「どちらが嫌いか」を論ずる記事が載らなければならないのが、その現れです。3月2日発売予定の『卑日(扶桑社新書)』にも同じ趣旨を書きましたが、誰かを見下そうとすること自体、自分自身に対して自信が無いからです。「好きになる」「尊重する」「規則を守る」などの行為が、誰かへの阿付(おもねること)、いわば『負け』に見えてしまうわけです。

ただ、自分たちより良いまたは強いとされる国(日本、米国、中国)が嫌いなだけ。韓国の青年たちにこう質問してみたら、どんな返事が返ってくるのでしょうか。「好きな国があるのか?好きであるおおまかな理由が説明できるのか?」と。米国への良い感情も、安保関連からくる『守ってもらえる』な感覚だけ。さらに、「韓国は好きですか?心の奥底で」と聞くと、どんな返事が聞けるのでしょうか。ヘル朝鮮、スプーン階級論。そんな言葉を流行らせたの青年層だと聞きましたが。

 

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