韓国側で、「韓国凄い」を主張するための偽ニュースが流行っている、とのニュースがありました。流行っているというか、国家レベルで昔から結構あったじゃん・・な気もしますが、なんと韓国でも「いやそれは嘘ですよ」と記事が出てしまう、そんな嘘です。
例えば、「国連が韓国語を共用語に認定する案件を上程（記事によっては「採択された」）、日本語は棄却された」などのニュースがそうです。最初は「冗談で楽しむためのものだろう」と思いましたが、ソース動画のコメントを読んでみたら、どうやら本気の人たちが集まる場のようです。
一部、「検索してみても相応のニュースがヒットしない」という疑問を提起する人もいますが、「マスコミはこういうのは絶対に報じない」という強烈なコメントも。最近、こういう『グクポン（無条件で韓国凄い！とする人たち）』コンテンツが大人気で、グクポンチャンネル運営者たちの稼ぎは、プログラム上の予測ではあるものの、月100～200万円（1円を10ウォンだとすると）に及ぶ、とのことでして。
ソース記事は、題にグクポンという言葉まで使って「いったい、どれだけグクポン多いんだよ」という趣旨のものです。あまり読んだこと無いメディアですが、一応、確認できる部分（例えば、載っている各動画が実存するのか、など）においては、本当のようです。さすがに全部視聴したら精神的にヤバい気がしていくつか選んで見ましたが、本当に存在する動画で、内容もソース記事のとおりでした。ちなみに、先の国連共用語は61万回再生されていました。以下、「ニュースウェイ」というネットメディアの記事、引用してみます。＜＜～＞＞が引用部分となります。
＜＜・・下手に信じてはならない情報もあります。偽ニュースが多いからです。ソル（※旧暦の元日）連休前に、ユー チューブを中心に「韓国が国連公式言語に採択した」という話が広がりましたが、偽ニュースでした。再生回数が上がると収益も増えるため、こういう、いわゆるグクポンコンテンツ製作者が大勢増えました。
（※画像部分、各動画の題だけ訳、全て記事の時点で20～30万回再生された動画です）「韓国語、国連共用語に採択・・全ての国連公式文献に韓国語使用。日本語共同使用案は棄却・・日本は強い遺憾表明」「カンボジア政府、アンコールワットに太極旗を掲揚」「イギリス政府、テコンドーを必須科目に指定と合意」「フィンランド・ヘルシンキで古朝鮮の遺物が発見される・・ヨーロッパの考古学者たちはパニック状態」
「北京オリンピックの代わりに平昌での開催を考慮中」「独島守護海軍基地建設」「日米葛藤、極度に達した・・米国務部、日本に在日米軍撤収を通知」「日本、OECDからの退出が間近に迫る・・日本企業連鎖倒産」「韓国史上最大海底鉄道建設、日本は大騒ぎ」「サムスン、破産寸前のアップルを買い取るのか」「韓国がサヨナラ宣言、ベトナムは慟哭」「プーチン、核兵器を韓国に譲渡」、などなど・・
・・当たり前ですが、これらグクポン・ストーリーは誇張、または存在しない、創作です。だからこんなコンテンツはほとんどがソースがありません。国連公式言語動画も、出処が分かりません。先の「韓国語国連採択」動画をUPしたチャンネルの稼ぎを、ノックスインフルエンサー（※ネットビジネスのマーケティング会社）が予想した結果、月350万円であることがわかりました。他のグクポンチャンネルも、100万円～300万円の月収が予想されました・・＞＞
率直に言って、何度も「いや、まさか」と思いました。日本の場合、もっとも重要とされるのがソースです。ブログだろうが何だろうが、故意に拗じらせた情報を自慢気に拡散した場合、致命的なダメージを負うことになります。私はそう思っています。それは、賛否両論が違う、解釈が違う、持論が違う、そんな話とは、まったく別です。もちろん、こんな嘘を無差別に広げる人たちを許すわけにはいきません。でも、騙される人たちのことで、ある種の怒りを感じてしまうのも、また事実です。
本当にこんな内容を、何のフィルタリングもせずに『そうか、やった！』と受け入れる人たちが、こんなにも多いのでしょうか。いったいどれだけ追い込まれていると、こんな状態になるのでしょうか。彼らの存在が、いったいどんな形で日本に向けられているのか。ちょうど『卑日』について原稿を書いたばかりだからか、なんで卑日が流行ったのか、余計悲しくなりました。
もし本ブログが、意図的な歪曲でニュースをばら蒔くようなことがあったら、容赦なく見捨ててください。「レナ、ギリシャでオリンポス12神に登録決定」とか・・
本エントリー、いつもの「朝早くのもの」とさせてください。次の更新は、明日（日曜）の10時～11時あたりになります。そして、いつものことですが、コメントの注意事項をかならずお読みください。
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新刊＜卑日（扶桑社新書）＞が2022年3月2日発売です。韓国に蔓延する、新しい、そして歪んだ対日観、『卑日』について考察した内容です。最近、韓国で流行っている『地位』『国格』などの言葉と、その裏の意味。K防疫や終戦宣言なども含め、なぜ今韓国に『卑』が必要なのかを考察、率直に書きました。ぜひ、ご一読を！
・准新刊＜文在寅政権最後の暴走＞が発売中です。文政権においての日韓関係とは。文政権の考える『まともな国』とは。まともな南北、対日、対米、対中関係とは。それらはどういうもので、どう失敗したのか。そんな内容の本です。
・既刊として、自分なりの『日本語』本＜日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) ＞、日本滞在4年目の日常と、ラムザイヤー教授の論文騒ぎから見えてきた日韓の差を考察した＜「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論＞、併合時代や1965年（基本条約締結）の古い記事を考察した＜恥韓の根源＞も発売中です。他の拙著については別ページにまとめました。
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