韓国紙、日本当局者に「佐渡島の金山」推薦書の内容について取材・・「併合時代関連記述は無いと思われる」

「佐渡島の金山(佐渡金山)」関連ニュースが、韓国ではまだまだ大きく報じられています。今回は、聯合ニュースが、「名称」と「期間」を問題視する記事を載せました。

期間については、日本政府の推薦書が、主に江戸時代に限られており、旧朝鮮半島出身労働者たちについては記述が無いと思われる(推薦書は非公開です)、とのことです。「いや、最初から江戸時代に限定する話だったのでは・・」な気もしますが。名称については、引用部分よりむしろ「見出し」の部分がわかりやすくなっています。

見出しは「歴史歪曲が目立たないように(推薦書に)時代設定無しに『佐渡島の金鉱』名称を使用」としています。これは、時代を限定するとわざと特定時代を外したように見えるから、あえて時代設定を無くしたという主張です。また、韓国では佐渡金山を佐渡鉱山と言います。前にも触れたことがありますが、韓国には金山という言葉はなく、「金鉱」はあります。だから佐渡金山ももともとは「佐渡金鉱」がちゃんとした訳になります。別に鉱山と訳すると絶対にいけないというわけではありませんが、でも、韓国は旧朝鮮半島出身労働者問題だけに限定、労働というイメージを強調するために「佐渡鉱山」表記だけを使います。この見出しの部分だけわざわざ金鉱という言葉を使ったのは、「金鉱ではない、鉱山だ」と主張したいからでありましょう。ここからは聯合ニュースから引用してみます。<<>>が引用部分となります。

 

<<(※見出し)「16~19世紀技術が世界遺産として価値」「歴史歪曲を誤魔化すために時代表現なしで「佐渡島金鉱」名称を使用」「強◯労働の否定は軍艦島登載の時と同じ・・歴史論争は不可避」。日本政府が日帝時代、朝鮮人労役の現場である佐渡鉱山をユネスコ世界文化遺産に推薦し、対象期間を19世紀半ばまでとしたことが、14日把握された。日本政府は今月1日、佐渡鉱山推薦書をユネスコ世界遺産センターに提出した後、対象期間などについて具体的に明らかにしなかったが、日帝強占期(※併合時代を表す北朝鮮発の表現、以下、併合時代にします)時代が核心から除外されたことが、日本当局者の説明を通じて確認された。

日本政府は朝鮮人を強制に動員したという歴史から目をそらし、世界遺産という『看板』だけをもらとうよする方式をとっている状況だ。 日本政府関係者はユネスコに提出した佐渡鉱山推薦書の対象期間について、「16世紀から19世中期頃の生産技術や生産体制などに(世界遺産としての)価値があると推薦した」と、聯合ニュースがとの通話で話した。佐渡市や新潟県など世界遺産登録を推進してきた自治体や日本政府は、先に公開した説明資料で「16~19世紀」、「江戸時代(1603~1867年)」などで期間を限定して佐渡鉱山の価値を説明したことがある。

この関係者は、佐渡鉱山を世界遺産に選定する価値があると日本が主張する対象期間が、推薦書を提出するときに変わらなかったという趣旨で付け加えた。彼は韓国側が反発する状況であっても、併合時代を推薦書に反映しなかったのかという問いに、「(佐渡鉱山の世界遺産として)価値のある対象は主に江戸時代」と答えた。世界遺産になる価値として認めていなくても、「朝鮮半島出身労働者が佐渡鉱山で働いた」という事実が推薦書や関連資料に言及されたかという質問には、「推薦書は非公開なので答えを控える」と反応した。明確な回答を回避したが、提出された資料には朝鮮人◯制労働が記載されていない可能性が濃厚だ・・>>

 

もし、併合時代について記述するとしても、『戦争のための物資供給に使われた(他の国でもよくあることですが)』『戦時徴用があった(他の国でもよくあることですが)』ぐらいならともかく、韓国が望むような内容が書かれることはないでしょう。ないと信じていところです。そこまでするぐらいなら、登載そのものをやめて、『そこまでして登載するわけにはいかなかった』とし、詳しく何があったかを、ちゃんと説明してくれるなら、それでいいじゃないでしょうか。もちろん、投票まで行って、登載されるならそれがもっともいいでしょうけど。

 

あと、最後に、本文で「◯」を付けた単語でも、『コメント注意事項』で事前告知した単語以外は、コメントでの使用をNGしているわけではありません。後頭部には後頭部の悩みがありますゆえ。また、「日帝強占期」「平和の少女像」などは書いていて単に不愉快すぎで、それだけで◯にしたり、単語そのものを同じ意味のものに変えたりすることもよくあります。そういう部分もご理解のほどを。コメント注意事項ってなんじゃ!な方は、まず コメントの注意事項をかならずお読みください。

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