李在明候補側が「李候補は反日じゃない」と主張しているぐらいですから、もう何が起きても不思議ではない韓国大統領選挙。
韓国、与党側の大統領選挙対策委員会(の傘下の某委員会の委員長)の人が、野党の大統領候補尹錫悦(ユンソクヨル)氏の藁人形に『オサル(五つに分けて ◯ろすという意味)』の儀式を行い、さらにこれをSNSに載せ、騒ぎになっています。藁人形を呪いに使うのは日本、韓国、中国にあると聞きますが・・「オサル」がどんなものかというと、朝鮮時代、罪人の頭を、 『潰して(詳しくは、『切って』ではありません)』死刑したあと、手足を体から切り離すことを言います。万が一にも、死んだ人が化けて出て、復讐できないように、死んだ体からも手足を奪っておくわけです。
尹錫悦氏と名前は書いてませんが、「ユン・広げ足」となっています。座るときに足を広げる癖のある尹錫悦氏のことで間違いないでしょう。シャーマニズムなど、古い民間信仰・・というかオカルトというか、韓国ではこういうのを「巫俗(ムソク)」と言いますが、最近、巫俗関連の話がよく話題になります。以下、各紙、<<~>>が引用部分となります。
<<・・国民の力によると、民主党の選挙対策委員会傘下の「より明るい未来委員会大韓民国直立委員会」の常任委員長ナム氏が(※本件により辞任しました)、最近自分のSNSに、藁で作った人型の写真を数枚上げた。掲示された写真の中には、まるで竹槍のように見える道具で人形を突く場面もあったが、ナム氏は「今からオサルの儀式を始める」と言った。オサルは罪人の頭と四肢を斬る刑罰であり・・・・国民の力はこれを置いて「野党候補に向けた不気味な呪い」と強く批判した・・(ニューシース)>>
いままでは主に共に民主党側が、尹候補側を責めるときに使いました。奥さんが占い師に依存しているとか、そんな話です。李在明氏の息子さんがそんな話を広げている、という主張もありますが、未確認事項です。朴槿恵大統領の頃、チェ・スンシル氏のイメージが『巫俗』そのものだったので、その同一視を狙った戦略なのでしょう。しかし、今回共に民主党側の選挙対策委員会の人がオサルを行ったことで、野党側から『巫俗に依存しているのはどっちだ!』と言われています。何も変わってないな、と思いました。ずっと前から、韓国の政治家たちは(政治家だけでもありませんが)巫俗に頼ってきました。そう、チェ・スンシル氏だけでもありません。
<<出世するには、生まれ持った精気が必要だと信じる人が多いからだろうか。韓国の政治には、風水・易術に対する関心が格別だ。全斗煥元大統領が民政党の建物をソウルのグァンフンドン(※地名)に作ったのも、風水家たちを動員した結果だ。風水家たちはここを権力と運を象徴する「鶏の冠の場所」、最高に運がいい場所に挙げた。民主自由党大統領候補となった金泳三元大統領は、をヨイドに移した後も、しばらくは前の政党があった建物に自分の写真をかざっておいた。これもまた占い師の言葉によるものだった。親の墓を移すのはよくあることだ。金大中元大統領は大統領選挙前の1995年、親の墓を移した。した。占い師が「新鮮が降りてくる場所だ」と話したという。イ・フェチャン ハンナラ党総裁、キム・ジョンピル元首相、ハン・ファガプ、キム・ドクリョン、イ・インジェ、チョン・ドンヨン元議員なども、先祖の墓を移した・・・・ちゃんとした宗教を信じている大統領候補たちさえ、風水と易術に関心が強いのは、韓国人の内面に染み込んでいる、巫俗の『祈福』の側面だからではないだろうか、と思う・・(韓国経済、1月19日)>>
ちゃんとした宗教は、自分の福ばかり祈ってはならないと教えます。それが問題でしょうか。ちなみに、韓国人に改名する人が多いのも、同じ心理が関係しています。巫俗のルールに従って名前を作れば、運がよくなるとか、出世するとか、そんなところです。どうせほとんどは漢字ですけど。こんな社会風潮の中、「日本はまだまだアナログ社会で後進的」という主張が普通に新聞記事に載ったりするから・・不思議なものです。
そうか、藁人形補助金をもらっているのか(小さい声で)・・かどうかはともかく、コメントの注意事項をかならずお読みください
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