ひな人形の後になって恐縮ですが、やな人間スレです。京郷新聞が、「なぜ誰も慰安婦問題を解決しようとしないのか」という趣旨の記事を載せました。主な内容は、なんで慰安婦問題日韓合意(原文では「慰安婦合意」、以下、『日韓合意』とします)を国家間合意として認めるのか、なんで被害者の声をもっと聞こうとしないのか、そんなところです。慰安婦の中でも知名度抜群のイ・ヨンスは、「日本は日韓合意を国家間合意として尊重しないのに、なんで文大統領は国家間合意であると認めるのか」などと、謎の陳述を繰り返しています。
本ブログとしては、ソース記事の趣旨(慰安婦擁護)にはまったく同意できません。ただ、ソース記事に書いてある様々な『政府政策に対する批判』には、趣旨は逆ですが、「それはそうだ」と言える部分もあります。例えば、「(日本に対しては)いつも被害者中心主義を主張し、被害者が納得できる案でないと解決できたとは言えないとしている文大統領が、なぜ慰安婦と会わず、疎通もしないのか」などの指摘です。
イヨンスの方から大統領府まで突撃したこともあるそうですが、会えるはずもなく。文大統領はすでに公言ずみで、同誌の取材結果、与党の李在明(イジェミョン)候補も、野党の尹錫悦(ユンソクヨル)候補も、「日韓合意は国家間合意である」という立場を示している、とのことでして。あの李候補すらも認めるとは、やはり裏で何かがあったのでしょうか。米国側から何かきついこと言われた、とか。以下、引用してみます。京郷新聞、<<~>>が引用部分となります。いつものことですが、嘘をつく人と嘘をつく人がお互いに嘘をついて、何がなんだか分からないシチュエーションだけが残っています。
<<「解決されたわけでも、なにもできなかったわけでもない」。このいいかげんな表現は、韓国政府の態度を説明してくれる。文在寅政府は発足2カ月ぶりに朴槿恵政府が締結した日韓合意(※原文では慰安婦合意)の見直しに着手した。約5カ月間の調査の末、政府は「手続き的にも内容的にも重大な問題が確認された」と発表した。合意の結果として設立した和解・治癒財団は解体した。合意の批判・無効化は、文在寅政府の歴史観、積弊清算などの代表的な象徴物となった。
それから5年余りが過ぎた。日韓合意は今でも積弊清算の代表的成果だろうか。文在寅大統領は日本との関係が悪くなると、かならず慰安婦問題に言及した。「被害者中心の解決」という新しい原則も提示した。それでも、自分で問題があると言いつつも、合意の破棄や再交渉は言い出さなかった。むしろ文大統領は昨年、日韓合意を「国家間の公式合意である」と認めた。国内的には「問題がある」、国際的には「公式合意」という不調和状態が作られたわけだ。
日本に対する強硬なスタンスを強調した文在寅政府が、合意を認めただけに、有力な次期大統領候補たちも、異論を出す理由が無い。実際、京郷新聞は李在明・尹錫悦 両側の対日政策実務者に会って日韓合意に対する立場を確認した。彼らは、「日韓合意は公式合意であり、今後、韓日関係改善に乗り出す」と口をそろえた。「国家間合意」の重さを考慮したアプローチである。しかし、「国家を信じて待った被害者の期待」という重さは、どちらの返事にも無かった。 「被害者中心の解決」という原則も無かった・・>>
この件についてイヨンスは、京郷新聞に対してこう述べています。「文政府はいつも『伝達する、考慮する、慎重に検討する』とだけ言う。解決策も提示したり説明してくれたことがない。日韓合意以降、別途の後続措置も無い」、「政府が日韓合意を国家間公式合意として認めたことは、テレビニュースを見て知った(事前連絡や相談は無かった)」、「ちゃんと合意を廃棄し、後続措置を取ったなら、日本はいまのように『韓国が解決策を出すべきだ』という盗人猛々しい態度を取ることはできなかったはず」、
「当時、岸田総理は外相だった。彼は「私たちが失ったのは10億円だけ」と話した。そんな日本が、その合意を通じて何を謝ったというのか。政府は、すでに有効でもなくなった日韓合意を、後になって『国家間の合意として認める』という。その合意で何かを解決できるなどという幻を植え付けているだけだ。誤診に基づく最悪の処方だ」。ソース記事のコメント欄を読んでみると、全てではありませんが、イ氏を非難するコメントが結構目立ちます。光復会の金元雄会長も、尹美香議員もそうですが、この人ももはや『むしろ邪魔になる』としか思われなくなったのでしょうか。言うまでもなく、慰安婦問題そのものに対する疑問は書いてありませんが。
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