今度は李在明(イ・ジェミョン)氏関連のニュースです。選挙も終わったことで、警察が動きました。与党、野党ともにかなりの疑惑を提起、中には告発した件もあるので、その影響です。
つい昨日の夕方にも、文在寅大統領が『(資料公開などで)透明な政府』を主張したものの、結局は朴槿恵氏と同じやり方だったことをお伝えしました。今回の李在明氏も、あれと似たような感じです。李在明氏が尹錫悦(ユン・ソギョル)氏に対して無数に浴びせた批判の中には、『彼は金持ちの子だった』というのがあります。中には『親日な家庭だったのではないか』という話もありました。韓国では、親日がそのまま大金持ちというイメージがありますので。李候補は、自分は苦しい中で成長した人間で、自分のほうが大統領にふさわしいと、いかにも左派らしい主張をしました。
しかし、今回韓国の警察が捜査しているのは、李在明氏夫妻の法人カード流用疑惑(私的な用途に使用した?)と、李候補が知事を努めた京畿道(キョンギド)が運営する合宿所に関わるものです。ソース記事では主に合宿所関連の話を伝えています。自治体の職員たちが合宿する際に使う施設のことで、どっか景色のいい場所にそれっぽい施設を作る場合もありますが、住宅公社側が職員のためにアパートなとを用意する場合もあるので、都心部の建物も合宿所になります。
自治体にこういう合宿所があるのはおかしなことではありません。でも、京畿道住宅公社の場合、職員が700人しかいないのに、合宿所が150箇所に存在します。しかも、ソース記事である世界日報の報道によると、一つ一つがかなり良い施設になっている、とのことでして。その一つ(マンション)が李候補自宅のすぐ隣にあって、そこが選挙事務所として使われていたというのが、今回の捜査内容の一つです。
インテリアにもよりますが、その合宿所、結構『豪華な(原文ママ)』ものだそうでして。マンションまるごと合宿所にしているなら、特別室など、普通より良い部屋もあるでしょうし。李候補は『お金持ち』と言われては困る立場だったので、選挙事務所で使うだけでなく、京畿道各地の合宿所を私的に利用した(別荘?)のではないか・・そんな気がするのは、私の心の問題でしょうか。ちなみに京畿道住宅公社の社長さんは、李候補の側近だそうで、問題の場所は城南(ソンナム)。李在明氏は知事になる前には城南の市長でした。ここからは同記事より引用してみます。<<~>>が引用部分となります。
<<・・13日、水原地検は、『国民の力』がイ・ホンウク元GH(※京畿道住宅都市公社)社長を告発した事件を京畿南部庁に割り当てたと明らかにした。国民の力は、李在明候補と妻の金氏を、京畿道法人カード流用疑惑で告発し、イ元GH社長に対しても捜査を依頼した・・・・この事件は、GHパンギョ地域事業団が、李在明候補が京畿道知事だった2020年8月、城南市にある(※李在明氏は城南市長でした)Aアパートを賃貸したことが発端となった。GH側は遠距離に住む職員のための宿舎用途だと主張したが、該当アパートのすぐ隣が、李候補が1997年から居住している自宅であり、宿舎用途ではなく、大統領選挙のための本部だったという疑惑が起きた・・
・・職員が700人余りのGHは、京畿道に130ヶ所以上の合宿所を運営していることも分かった。李候補の隣の家の場合、一人当たりの合宿所運営基準(専用面積28㎡)を遥かに越える、豪華な合宿所である。「合宿所で会うまで、李候補と会ったこともなかった」とGH側は話しているが、近くの住民と不動産仲介人などは、ほとんどが前知事である李候補の自宅の住所を知っていた。李候補は城南市長だった時から、近所では有名人だったからだ。このようなGHの宿舎運営は、(※同じ首都圏の)仁川都市公社の合宿所が5カ所であることを考えても、規模が目立つ。ソウル、釜山、大邱などには職員合宿所というものが無い。イ元GH社長は、李在明候補が城南市長だった頃から、彼の代表的な側近だった・・>>
いつだったか、『公』と『空』の韓国語読みが同じことから、「韓国人にとって公とは、空だ。そもそも何もないと思っているので、そこに何かがあれば、勝手に自分のものにしてもいいと思っている」とする主張を紹介したことがあります。確か、拙著『なんでお金を返さないのか』だったと思います。今回もまた、そんなところでしょうか。文在寅氏が特活費関連資料を非公開にしたというエントリーもそうでしたが、こういうのに限っては、『左右の完全意見一致』が出来ている気もします。
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