本エントリーを書いている時点では、まだ今朝のデータ(昨日の分のデータ)は発表されていません。ですが、昨日の夜22時時点で(各自治体からの集計が22時に終わります)リアルタイム集計「コロナライブ」は55万人の新規感染者を記録していました。発表値は55~56万人になるでしょう。
日本もそうですが、韓国も新型コロナ治療は国庫負担となっています。「1級」の感染病と指定されているからです。ですが、金富謙(キム・ブギョム)総理自ら、新型コロナの1級指定を解除し、2~3級にするよう議論を始めると公言しました。個人的に、これ、政権が変わる前にやる可能性が高いと見ています。どうせ、専門家グループの話はほとんど通じないそうですから、決めようと思えばすぐできるかもしれません。
政治家が言ったとか、専門家が言ったとか、そういうのは分かります。『議論しよう』とするだけで、すぐ決める権限が彼らには無いからです。しかし、いつからか防疫関連でほぼ顔を見せないようになった文在寅大統領に代わって防疫政策の顔になった、事実上の防疫関連の責任者 キム・ブギョム国務総理がこんなことを言うと、これはもう『やる』を前提にしてのことでしょう。
最近のk防疫の問題は、方向性ではありません。タイミングです。防疫措置緩和していく、高リスク群に集中する、そして今回の指定疾患レベルの引き下げも、方向性そのものには何も問題がありません。いったい、何でこのタイミングでこんな話をするのか。心が曇った私には、『医療システムに余裕が無い』から、検査を受けないようにする、または病院に来院しないようにするための策ではないだろうか、そんな気がしてなりません。
治療費の負担、または『大したことない』という認識のもと、新型コロナが疑われる症状があっても検査を受けないようにする、自己検査キットで陽性になってもPCR検査を受けないように誘導するための、ズルい策ではないのか、と。これは本当に邪推にすぎませんが、それ以外に、このタイミングでこんな話を流す理由があるのでしょうか。ここからは韓国経済から、関連記事を引用してみます。<<~>>が引用部分となります。そして、昨日お伝えした『消えた』5万6千人のデータですが、全部じゃないけど一部が今日の発表値に含まれる可能性があります。なぜ一部なのかというと、重複した分もあったとか。ソース記事に書いてありましたので、続報として記しておきます。
<<政府が、新型コロナを1級感染病から2~3級に引き下げる方案を検討する。こうなると、国家が全額負担する治療費を確診者が一部負担するようになり、社会的距離置き(※防疫措置全般)も完全に解除される可能性が高い。キム・ブギョム首相は16日、「日常の医療体系でも新型コロナに対応できるように、現在1級に指定された感染病レベル、を変化した状況に合わせて調整する方案を議論してほしい」と話した・・
・・(1級でなくなると)強制的に隔離する法的根拠も消える。確診者が発生したとき、医療陣が防疫当局に報告する時点も「即時」から「24時間以内」に緩和される。国家が全額負担している治療費は、患者が一部負担するように変わる。社会的距離置きなど防疫措置も全て廃止される。新型コロナの伝播力が歴代最強である点、毎日200人を超える人が亡くなっている点、まだ流行がピークに達していない点などを勘案するとき、16日の金総理の検討指示は、早すぎたものではないのかと指摘されている・・・・「オミクロンは大したことない」という認識が敷かれているキム総理の指示は、ただでさえ緩くなりすぎている国民の防疫意識をさらに弱める恐れがある、との懸念も出ている。新規感染、重症、そして亡くなる方など、もっとも重要な3つの指標が、連日史上最多値を記録している状況だからこそ、そう思わざるを得ない・・>>
昨日お伝えした、イ・ジェガプ教授の言葉が、そのまま反論になっている気もします。『インフルエンザ患者が1日に40万人発生するの見たことあるのか』、『インフルエンザ患者でも1日に40万人発生すれば、それはそれで医療システムが持たない』、『防疫政策には、画期的とか、コツとか、そんなものはない。ただマスクをちゃんと使って、手をよく洗って、不必要に人と会わないように努力し、あまり動かず、ワクチンを接種し、体がよくないときはしっかり休むなど、個人衛生に気をつけることが何よりの基本だ』。
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