また防疫関連のエントリーになりました。言い訳みたいな書き方で恐縮ですが、他にネタが無いのもあるし(尹当選人関連ではわざわざエントリーするようなことは起きていません)、私が帰化に必要な資料などでちょっと忙しいというのもありますが、韓国側のメディアがこの問題を大きく報じているのが、もっとも大きな理由です。
去年11~12月には、一般的にK防疫とされる韓国政府の防疫政策に対し、多くのメディアが批判する記事を載せました。そこに載っている専門家の見解には、なかなか興味深いものもありました。本ブログでも紹介したことがありますが、食品医薬処で勤務していた人による『政策決定に専門家がいない』とする経験談などは、なかなかインパクトのあるものでした。
しかし、1~2月になって、重症患者の数がある程度は管理できるレベルになり、それから日本でまた新型コロナ感染者が増えるようになると、各紙の報道スタンスはまた変わりました。YTNが『日本の防疫がもっと優れていると話していた人たち、メディアたち、彼らはもうどんなことを言うのでしょうか?』と報道したり、また無茶苦茶になりました。この頃は、新型コロナ関連の重症患者や、亡くなった方々のことで、「なんでこんなに報道が少ないのか」と不思議に思ったこともあります。
2月になったばかりの頃が、特にそうだったかな・・新型コロナ新規感染者関連速報に重症患者の数(減少中)はあるのに亡くなった方の数が無い、そんなものも結構ありました。ちなみに、2月あたりには、重症患者は減りつつありましたが、亡くなる方はまだまだ少なくありませんでした。心が曇った私としては、これが原因ではないだろうか、そんな気もします。
ですが、皆様のご存知、最近になった、また亡くなる方が急激に増えています。昨日と今日の発表(3月16日、17日のデータ)の二日間で、730人の方が新型コロナで亡くなりました。日本(人口比)で言えば、1650人以上のレベルです。さすがにここまで来ると、各紙の報道スタンスがまた大きく変わりました。最近数日間もそうだったけど、特に今日は複数の記事が、防疫政策を叩いています。K防疫は『消えた』『放棄した』『終わった』などなど。以下、幾つかの記事から引用してみます。<<~>>が引用部分となります。題にもなっていますが、中には、政府の集計に疑問を提起する声もあります。他でもない、大韓医師協会(韓国の医師協会)からの指摘です。
<<色あせたK防疫・・亡くなる方が急増しているのに「基礎疾患が多い」と言う政府(※題) 国内で新型コロナ感染者が増え、重症患者や亡くなる方が相次いでいるのに、防疫当局は連日「今週でピークに突入した。来週には過ぎ去ることを願う」 と言うだけだ。 専門家たちは嘆いている・・この2ヶ月間の当局の防疫緩和措置はもちろんのこと、「コロナ19をインフルエンザのように管理できる」とした関連メッセージが、今の事態をさらに大きくしたという指摘が相次いでいる。当局は来週から社会的距離置き(※防疫政策全般)の調整案を、従前よりも緩和する見通しだ・・(ニュース1)>>
<<二日間で103万人感染、730人が亡くなる・・K防疫が消えた(※題)・・今、確診者があまりにも多く発生し、亡くなった方々の管理さえできないでいる。危機局面なのにK防疫が消えてしまった。政府が私的会合の許容人数を増やし、社会的距離置きを再度緩和した。自営業者と小商工人のためだ、との説明だ。専門家の間では、政府の持続的な防疫政策緩和基調に対する批判が提起されている・・・・一部では「自営業者を言い訳にして、政府が防疫から手を引いただけではないのか」という話も聞こえてくる・・(マネートゥデー)>>
<<医協、「医療機関のマヒ聞き・・防疫緩和を止めなければならない」(※題の一部)・・医協の新型コロナ対策専門委員会は報道資料を出し、「政府は現在、ワクチン接種率が高く、オミクロンの重症化リスクが低いという理由だけで防疫を緩和している」とし、「急速に患者が増加している現状況では、事態が落ち着くまで一時的な防疫緩和の中止を強く促す」と明らかにした・・・・「新型コロナ患者発生率が致命率の減少を上回るほど、亡くなる方が急激に増えている」、「現時点で、亡くなった方々の数も、人口比で世界最高水準である。しかし、その数値には、短い(※採取から7日間)隔離期間の解除後に亡くなった方々は、含まれていない。オミクロン感染後の基礎疾患悪化による場合も増加しており、現在集計されている新型コロナによる亡くなった方の数値は、過小評価されたものだと見ることができる」と強調した・・(ニューシース)>>
似たような話なので略しますが、他にも「終わった(もうやることがないし効果もない)」、「放棄しただけ」など、様々な表現が各メディアから出ています。言いたいことは分かりますが、先も書いたとおり、一貫しないのはマスコミも同じではないでしょうか。しかし、特に最後の医師協会の発表が、気になります。最近の「隔離」は、前のKの防疫(システムが変わる前)に比べて、すごく緩くなっています。解除になってもこれといった措置無しに、7日間が過ぎればそれで外出可能になると聞きます。一時はそれでも薬とか提供したり連絡したりして「在宅治療」と呼んでいましたが、最近はそうでもない、と。
隔離期間が解除された後に亡くなった方の場合、新型コロナによる影響なのかどうかをまったく調べない、ということでしょうか。日本の場合は亡くなった方の場合新型コロナによるものなのかどうか検査すると聞いたことがありますが。いつもよりちょっと早いけど、今日はこれで更新終了と致します。あるがとうございました。
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