「コ○ナにかかった人のマスク」が取り引きされる怪現象

昨日、「隠れオミクロン(シャイオミクロン、新型コロナにかかった可能性があるのに、あえて検査を受けないで普通の暮らしを続ける人たち)」についてお伝えしましたが、今回はその逆バージョンとなります。サンシャインオミクロンとでも言いましょうか。SUN社員だったりして。

隠れオミクロンが発生する理由は、個人の防疫意識が緩くなったのが大きいとは思いますが、なにより経済的な理由があります。仕事をしないと生活が成り立たないから、そうするしかないわけです。その逆バージョンを楽しんでいる人たちもいます。

会社によっては、新型コロナに感染すると有給休暇を認めてくれるところもあります。また、最近は新型コロナ隔離といっても、確認も何もしなくなりました。保健所など公共機関から電話がかかってくることすら無いと言われています。だから、新型コロナに感染し、7日間の新型コロナ隔離期間に自由に外出し、いわば『休暇』を楽しむ人たちが増えています。ソース記事「アジア経済」によると、取り引きサイトには、新型コロナにかかった人が使っていたものとしてマスクが、円にして5000円ぐらいで出品されています。これをつけて息を吸うといい、というのです。以下、引用してみます。<<~>>が引用部分となります。

 

<<現在の防疫指針上、コロナ19確診者(※新型コロナ感染者)は一週間の自家隔離に入らなければならない。また、一部の確診者には支援金も割り当てられる。ただし、会社から有給休暇の提供を受けた人、海外入国者、防疫規則違反者、国家・地方自治体等の財政支援を受ける機関の職員などは支援金の対象にならない(※支援金は約1万円です)。よって、若い会社員の間では、コロナ19にかかりたいという声が出ている。

20代の会社員であるキム某さんは最近、「周辺の知人たちが、コ○ナにかかりたい」、「仕事つらいし、最近はかかっても(※かかる人が多すぎで)大して何も言われないし」、「自己検査キットで陽性がなかなか出なくて、イライラしている」と言っている、と話す。「率直に、休みたい気持ちも大きいし、かかるとそれそのまま有給休暇と同じじゃないか」と付け加えた。

30代の会社員パク某氏は、「オミクロンって大したことないと聞くと、会社では、かかって休暇を楽しみ、お金ももらって、そんな話をよく聞く」と話した。続いて、「実際に私の身の回りにも、実際に陽性判定になって、そう楽しめた人もいる。私もかかるといいなと思ったりする」と話した。こんな状態なので、中古取り引きサイトには新型コロナ感染者が使っていたマスクが載っていたりする。このような会社員たちを狙っているわけだ・・・・キム・ウジュ高麗大九老病院感染内科教授は「(若い層が)家にいる高齢者や、基礎疾患の患者、幼児、妊婦にコロナを広げてしまうと、その方々には大きな重症化リスクになってしまう」と懸念した>>

 

『家にいる~』だけじゃないでしょう。外でも十分同じことがありえます。また、これが本当に若い層だけの問題なのかどうかも疑問です。(昨日お伝えしたタイプの)隠れオミクロンを肯定する気はありませんが、百歩譲って、生活のため、などで「仕方ない」側面だけは理解できます。なにより、彼らは新型コロナにかかりたくてかかったわけではありませんから。でも、この場合は違うでしょう。新型コロナが問題になってまだそう経ってない頃、拙著にこんな趣旨の文章を書いたことがあります。「あくまで個人的な感覚として、日本の社会雰囲気は、『自分がかかる』ことももちろん恐れているが、それ以上に『人に移す』ことを恐れている、そんな気がする」。

当時はすでに日本で住んでいたし、韓国での新型コロナ防疫を自分の目で見たわけではありません(それから韓国には行っていません)。だからあくまで個人的な感覚だと思っていましたが・・『強力な制御システム』である旧K防疫が無くなると、すぐその側面が表に出てしまった、といったところでしょうか。「かかってもいい」と思うのはその人、本人の自由かもしれません。ですが、「移してもいい」と思うのは、その人だけの自由でなんとかなる問題ではありません。シンシアリーもGOTO再開を待ち望んだり、貿易措置の緩和を支持する一人ではありますが、それは私が自分にできることをちゃんとしてこそのものだと認識しています。

 

 

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