まだ始まってもいないのに、尹錫悦氏を「先制弾劾」する集会が始まる・・共に民主党は尹氏関連の特別法を発議

朴槿恵氏の頃に比べるとまだまだ小規模ではありますが、一部の市民団体が尹錫悦(ユンソギョル)氏の弾劾を主張するデモを始めました。『先制弾劾(原文ママ)』だそうです。共に民主党は、尹錫悦氏の家族のことで、捜査に関する特別法を発議しました。一部のネットメディアが、「内容からして、選挙結果を受け入れないだけでなく、弾劾まで視野に入れたのではないか」と報じています。さて、このまま「パクネ・アゲイン」にできるのか、それともパフォーマンスで終わるのか。個人的には後者の可能性が大きいとは思いますが、そこそこよく見る団体名も入っているし・・一応、二つの件、エントリーしておきたいと思います。

まず、先制弾劾(笑)についてですが、いくつかの市民団体が連合しており、「改革と転換キャンドル行動連帯」という名称です。日米の大使館近くでのデモが多い、大学生進歩連合という団体も含まれています。ソース記事ペンアンドマイクを見て思い出しましたが、この団体、各記事でよく見ます。いつだったか、米国大使館の壁を超えて中に入ったこともあります、ここ。日本大使館の前のリレーデモをやって、警察は解散させようとしたけど、国会議員たちがデモ隊を守って、警察の努力が霧散したことがあります。あれも確かこの団体でした。以下、各紙、<<~>>が引用部分となります。

 

<<尹錫悦大統領当選者に対する「先制弾劾」を主張する勢力のろうそく集会が開かれた。「改革と転換キャンドル行動連帯」は26日午後6時、ソウル中区清渓広場でろうそく集会を開催した。集会主催側は、尹錫悦当選者の公約である大統領執務室龍山(ヨンサン)移転と女性家族部廃止などを強く批判した。彼らは2008年5月から李明博政府、2016年から朴槿恵前大統領に対するろうそく集会に関与したと、自ら明らかにした。

つまり、李明博政府を揺さぶり、朴槿恵前大統領の弾劾を主導した勢力が再び結集し、ユン政権を就任前から揺るがそうとしていると見られる。この日の集会では、全大協、韓総連、全国左派学生運動組織である大学生進歩連合(大進連)が公演をした。集会講師たちは「尹錫悦と朴槿恵は同じだ」「『先制弾劾』しなければならない」と主張した。この日、集会に参加した2300人の市民は、「尹錫悦を拘○せよ」「尹錫悦 OUT」「消えろ」 「キム・ゴンヒ(※尹当選人の奥さん)株価操作」などが書かれた黄色い紙を持って、ろうそくを振った・・>>

 

次、共に民主党の特別法関連です。何かあれば特別法(特定事案に関し、特別検事を任命して捜査する方案)を作るのが韓国の特徴ではありますが、さすがにこのタイミングで大統領当選者の家族を捜査せよという法律は、形がいいとは言えません。ネットメディアですがデイリージャーナルの記事を紹介します。ニュースサイトだと分かってはいますが、HTTPS化されていないようだし、直リンはしません。ww.dailyjn.com/news/articleView.html?idxno=71754となります(※URL最初に「w」を一つ加えてください)。

 

<<共に民主党が、ユン・ソクヨル大統領当選人の本人、婦人、義母の不正疑惑と関連、特別検査法案を国会に提出した。26日、キムヨンミン共に民主党議員は前日「ユン当選者のデジャンドン(※不動産再開発)問題とユン当選者が検査在職当時の各種権力乱用、その家族の不動産投機、特恵ローン、株価操作などの真相究明のための特別検査任命等に関する法律案を代表発議した・・

・・これを置いて、政治圏内外では、共に民主党が大統領選挙に不服するだけでなく、弾劾まで念頭に置いたのではないかという言葉が出回っている。大統領選挙中に出回ったユン当選者の家族に関連する各種疑惑と噂は、事実ではないとが明らかになったにもかかわらず、法案まで発議して特検をしようとしているためだ。このような動きに「国民の力」など保守陣営では「政治でもなんでもない」と非難し、特検法発議状況を注視している・・>>

 

選挙のあと、思ったより静かだなと思ったら、やはりこうなりました。繰り返しになりますが、まだファイヤーが弱いです。こんなものでは無理でしょう。さて、どこまで出来るのか、何が出来るのか。一応注目したいと思います。しかし、まだまだこれからじゃないかな・・としか思えません。次の地方選挙でどんな結果が出るのか。まずはそこからになるでしょう。

 

 

・以下、お知らせ・拙著のご紹介などです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。シンシアリーの拙著は他にもありますが、他の拙著については、別ページにまとめましたので、ぜひ御覧ください。また、以下、拙著の紹介において『本の題の部分』はアマゾン・アソシエイトですので、ご注意ください。

  ・様のおかげで、韓国に蔓延する、新しい、そして歪んだ対日観、『卑日』について考察した新刊が発売中です。卑日>という題です(扶桑社新書、2022年3月2日発売)。最近、韓国で流行っている『地位』『国格』などの言葉と、その裏の意味。K防疫や終戦宣言なども含め、なぜ今韓国に『卑』が必要なのかを考察、率直に書きました。ぜひ、ご一読を。 ・新刊<文在寅政権最後の暴走>が発売中です。文政権においての日韓関係とは。文政権の考える『まともな国』とは。まともな南北、対日、対米、対中関係とは。それらはどういうもので、どう失敗したのか。そんな内容の本です。 ・刊として、自分なりの『日本語』本<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書)>も発売中です。 ・ブログのプライバシーポリシーはこちらになります。・ンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。 ・ログ本題とは離れますが、たまに『レナスレ』といってドール写真のエントリーがあります。『レナスレ』と明記しておりますので、興味のある方だけ、見てくだされば幸いです。・れでは、またお会いできますように。読んでくださってありがとうございます。書きたいことが書けて、幸せです。