尹錫悦政府(まだ「大統領職 引受委員会」ですが)が、福島処理水放流に関して強力に対応するという方針を固めました。本ブログでもお伝えしたことがありますが、尹氏は候補だったときに「検証が前提」としながらも、放流には反対するという立場を表明、一部の市民団体から「約束を守れ」と言われたりしました。
引受委員会がやっていることは、現政府の方針を継承するのか、変えるのかを決める段階です。例えば防疫政策などは、失敗したと言い切っています。ただ、やはり日本関連の政策となると、そう簡単には変えられないのでしょうか。中央日報によると、処理水放流に関しては、文政府のスタンスを土台にし、強力に対処していくということです。以下、引用してみます。<<~>>が引用部分となります。「○染水」は「処理水」に変えてあります。
<<文在寅政府に続き、次期尹錫悦政府も日本の福島原子力発電所の処理水放出に対して、強力対応することにした。現政府は日本の処理水計画に対して「深刻な懸念を表明する」と遺憾を明らかにしてきた。日本は来年から海に放流する計画だ。29日、政府と大統領職引受委員会などによると、海洋水産部は去る25日、委員会に尹大統領当選者の水産分野公約履行計画を報告した。報告内容には、福島処理水対応案も含まれている。輸入水産物に対する放射線検査や原産地表示など流通履歴管理を強化し、飲食店の原産地表示対象品目を拡大するなどの内容だ。
現在、政府は福島県近くの日本海域で捕獲された水産物の輸入を全面禁止している。政府は昨年、日本が処理水放出計画を発表すると、「最近接国である韓国政府と何らかの事前協議と了解なしに一方的に推進されていることについて再び深く遺憾を表わす」とし「日本は一方的な処理水放流を直ちに中断せよ」と指摘した。
引受委関係者は「日本産水産物の輸入など、福島処理水放出関連内容の報告を受けた」とし「現政府の政策を土台にし、今後の政府の政策方向を検討する」と明らかにした。ユン当選者は候補当時「国民が水産物を安心して消費できるようにしなければならない」と公約した。先に外交部も対日外交政策の方向を伝えた。政府関係者は、「次期政府で日韓関係が改善される見通しがあるが、福島処理水問題だけは国民的懸念が大きい事案であるだけに、政府の基調に変化は無いだろう」とし「現政府が出した遺憾表明とレベル、表現に違いはあるかもしれないが、立場は次の政府も同じだ」と伝えた・・>>
早ければ春にでも、日本側に正式なスタンスを伝達する、とのことです。前には、それでも『検証が前提』としていましたが・・少なくともこの中央日報の記事だけ見ると、検証という単語は1回も出てきません。なるほど、これが『未来志向的に押し通す』ということでしょうか。また、これでもCPTPP加入は望んでいるようで、(引用部分にはありませんが)台湾が輸入再開したことなどを気にしている、とも。記事は「次期政府の悩みは、日本が主導する包括的・漸進的環太平洋経済同伴者協定(CPTPP)加入申請を推進しているという点だ。 日本がCPTPP加入を理由に福島産水産物の輸入を要求する可能性があるというのが、国内農水産業界の観測だ」、と。
これだけではありません。夏前には「佐渡島の金山」の世界遺産登載もあるし、日本企業の韓国内資産問題も、いつまでも引き伸ばすことはできないでしょう。次期 尹政府が言う『未来志向』がどんなものなのか。一方的に『私の言うとおりにすればいい』とするものなのか、両方にとって肯定的な未来を語るものか。分かるようになるでしょう。一つ一つ、と。
※こんな内容の後に書くのもなんですが、サブブログに桜の写真を載せましたので、よろしければ御覧ください。隅田川周辺の桜並木で撮った写真となります。また、最近、「クラウドフレア(CDN会社)」と本来のサーバーの間での520エラーが増えてきました。私の環境だと再読み込みでなんとかなりますが、さすがに気になって、サーバー側に問い合わせております。ブログ保護のため選んだ方法とはいえ、さすがにサーバーもう1つ経由することになるので、マッチしない場合があるのかな・・とも思っております。読者の皆様には迷惑をおかけしますが、もう少し時間をかけて様子見したいところです(言い訳のようで恐縮ですが、こちらからできることがそうありません)。
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