以下は、一つ前のエントリーで紹介した学術セミナーで、黄意元(ファン・ウィウォン)「メディアウォッチ」代表取締役がオンライン発表した内容です。韓国側で見られる数多くの記事の中で、『金山』という表記をしている珍しい記事でもあります。ソース記事はこちらになりますが、長いし、「概要」のようなまとめがあるわけでもなく、ネット公開されているとはいえ学術セミナーでの資料なので、これをどんな形で紹介すべきか、ちょっと迷いました。そこで、個人的に『日本に向けてのメッセージのようだ』と思われる部分を、まとめることにしました(部分的には、最近の本ブログの流れとも似ているような、そんな気もします)。以下、<<~>>が引用となります。
<<・・現在日本では、大統領選挙期間中に韓日関係改善意思を明らかにした尹錫悦(ユンソギョル)当選者にそれなりの希望を抱いて、5月に彼が大統領府に入れば、登載反対運動が多少緩和されるのではと期待しているものと見られる。ただ、それは希望的観測に過ぎず、緊張感を緩めたり、油断したししたら、その瞬間、激しい反撃の波に巻き込まれることを認識してほしい。
そもそも、尹錫悦当選者は政治入門するまで一度も韓日両国の懸案である歴史問題に立場を明らかにしたことがない人物だ。彼はこの問題に、確固たる信念を持っている人ではない。彼は選挙期間中、むしろ元慰安婦とされる人と単独面談を行い、日本のシャ○イを引き出すという約束をするなど、ポピュリズム政治を予告するような歩みを見せた。最も日本に強硬な態度を示したとされる政治家、李在明候補すらも、こんなことはしていない。このような行動は、今後、尹錫悦政権の支持率が落ちたりすると、いつでも繰り返される恐れがある。
尹当選者の外交ブレーンの一人が、キムソンハン元外交部第2次官だ。彼もまた、「強○徴○の現場だった佐渡鉱山の世界文化遺産登載を目指す動きが、懸念されるばかりだ」という立場を、日本の新聞とのインタビューで明らかにしたことに、注目しなければならない。端島と関連し、ユネスコの表決が行われる一ヶ月前、ユン・ビョンセ当時韓国外交部長官は、岸田文雄当時日本外相との会談で、韓国政府も「百済歴史遺跡地区」のユネスコ登載を推進しているだけに、互いに協力しようと合意やったことがある。日本はその約束を守り、韓国側遺産は全会一致で無事可決された。
しかし、日本の順番が近づくと、突然韓国は遺産の描写に「強○ 労○」という表現を追加することを要求した。そして日本の外務省は、それをやや和らげた「forced to work」という言語で、見方によって致命的な妥協に同意してしまった。これは、日本の控えめな対処が巻き起こした問題であったと言えなくもないだろう。
日本は、自分たちの真実の前で、堂々としなければならない。真実はいったんおいといて、なにごともなければそれでいいと、「真実」ではなく「友好」を最善にする日本の態度は、韓国と日本、両国の望ましい未来のために、絶対に良くないことを認識しなければならない。
日本は、端島の登載には何とか成功したと、また韓国に相対的に日本に強硬ではない政権になったとしても、緊張を解いてはならない。日本が真実の前で一歩退いたり、または友好という大義を優先する態度を取る瞬間、「韓国」、正確には韓国の『真実を隠そうとする勢力』が、容赦なく、韓国と日本の『真実を明らかにしようとする勢力』を狙うであろう。今は、韓国と日本の真実勢力が、さらに立地を固め、強く対処すべき番だと思う>>
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