大変申し訳ございませんが、これが「明日(8日)の朝の更新」となります。朝、ちゃんと更新できる自信が無くて、深夜更新となりました。朝、または出勤の際にでもお読みくだされば幸いです。次の更新はいつも通りの時間、11時~12時頃を目指します。
盧武鉉大統領あたりから、「ツートラック」という言葉が出てくるようになります。特に、文在寅政府の頃になってこの言葉がすっごくよく出てきました。しかし、ツートラックと言いながらも、実は「ワン・トラック」にすぎないのが、現実でした。さほど大手とはいえませんが、ネットメディア『プレシアン』が、この点について、「文大統領はツートラックをした。ワントラックにしたのは日本のほうだ」という妙な主張を出したので、紹介したいと思います。
なんで日本が、両国の多くの懸案、を過去○キシ関連案件まで『ワン』に合わせて、言い換えれば難易度を上げたのか。それは、地政学的な利益を得るためだ、という内容が基本です。朝鮮半島平和プロセスは、むしろ不利益になる、と。日本は、国際情勢、すなわちインド太平洋地域において、朝鮮半島がいわゆる 『停戦』体制のまま残っているほうが、得になると考えていて、それを利用して東アジアの勢力均衡を維持、立地を強化しようとしている、というのです。そんなとき、朝鮮半島平和プロセスを通じて平和を築こうとする文在寅大統領が現れた。だから、いわゆるレ○シ関連の案件まですべて一括りにして、ワントラック基調を維持、文大統領を困らせた、というのが、記事の大まかなストーリーです。以下、<<~>>が引用部分となります。
<<・・日本にとって、レキ○関連の案件は、朝鮮半島の平和プロセスを牽制する目的もあったのだ。だから全てを一つのトラックに合わせた。1965年国交正常化以降の不完全さが、文在寅政府に入ってから決定的に確認されたのが、外交の限界になってしまったのだ。さらに、憲法精神に基づく国家的アイデンティティ、三権分立など、国際的規範を守るため、文政府の対日外交はさらに制約されてしまった。
それにもかかわらず、文在寅政府は、与えられた現実と条件の中で、支持者たちを失望させてまで、日本との現実的な外交を選んだりした。日韓合意が政府間合意であることを確認し、旧朝鮮半島出身労働者問題を収拾するために出来ることを探った。解決を未来に任せ、他の分野で協力するというツートラックアプローチは、支持者を説得できる最小限の論理であった。だから文在寅政府の対日外交は、実用外交のカテゴリーに入れてもいいだろう。しかし、このツートラック・アプローチは、日本が設定したワントラック対応により、機能しなくなった。その結果が、今の両国関係だ。日本は、○キシ関連の案件を連れこんで、他の案件での私たちの行動を制限した、そう見ることもできるわけだ・・>>
個人的に、平和プロセスとK防疫。この二つは『なんだったんだ』ネタの決定版だと思っていますが・・なんと、こんなフォローもできるのですね。本当に、想像を超えた援護です。さらに、表現や趣旨は違うけど、こういう主張が読めるのは、この記事だけではありません。2020年11月30日「釜山日報」というローカル紙、インジェ大学統一学教授ジン・ヒグァン氏の主張ですが、文大統領を援護するという側面では趣旨が違うものの、ほぼ同じ内容が出てきます。
<<・・韓半島問題が解決されて、南北関係が改善されること。日本はそれを望んでいない。日本は、北朝鮮の非核化が行われ、米朝関係が改善され、外交関係が成立したり、平和体制が樹立されることを、望まないでいる。そんなことになったら、サンフランシスコ体制が終わり、もはや「サンフランシスコ講和条約」(1951年9月)の利益を受けられなくなるからである。このような日本の立場が確認されているだけに、バイデン時代、私たちの統一外交はこれまでよりも重要になると思われる・・>>
さて、オチを書かないとならないタイミングですが・・どう書けばいいのやら。更新時間の件、ここに書けばよかったといまさら思っています。
本エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。シンシアリーの拙著は他にもありますが、他の拙著については、別ページにまとめましたので、ぜひ御覧ください。また、以下、拙著の紹介において『本の題の部分』はアマゾン・アソシエイトですので、ご注意ください。
・皆様のおかげで、韓国に蔓延する、新しい、そして歪んだ対日観、『卑日』について考察した新刊が発売中です。<卑日>という題です(扶桑社新書、2022年3月2日発売)。最近、韓国で流行っている『地位』『国格』などの言葉と、その裏の意味。K防疫や終戦宣言なども含め、なぜ今韓国に『卑』が必要なのかを考察、率直に書きました。ぜひ、ご一読を。 ・准新刊<文在寅政権最後の暴走>が発売中です。文政権においての日韓関係とは。文政権の考える『まともな国』とは。まともな南北、対日、対米、対中関係とは。それらはどういうもので、どう失敗したのか。そんな内容の本です。 ・既刊として、自分なりの『日本語』本<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書)>も発売中です。 ・本ブログのプライバシーポリシーはこちらになります。・シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。 ・ブログ本題とは離れますが、たまに『レナスレ』といってドール写真のエントリーがあります。『レナスレ』と明記しておりますので、興味のある方だけ、見てくだされば幸いです。・それでは、またお会いできますように。読んでくださってありがとうございます。書きたいことが書けて、幸せです。