二つ前のエントリーでもお伝えした、ゼレンスキー大統領の韓国国会演説関連です。参席した議員は60人だけ(総300人)で、日米などであった起立拍手(スタンディングオベーション)も無かった、とのことでして。このオンライン演説は、韓国側が要請して行われたものだと聞いています。なのに、このスタンスはいったい何なのでしょうか。
また、記事によると、参席した議員たちも演説中に電話通話するなど、ちゃんと聞いていなかった、とも。東亜日報はこの件を、日英など他国とあまりにも違う光景としながら、「英国議会では、外国首脳として初めてゼレンスキー大統領に下院会議場を用意し、ボリス・ジョンソン首相も参加した」、「日本の議会の演説の時は、岸田文雄首相が外相、防衛相などと一緒に出席し、空席がなく、一部の参加者は立って演説を聞いた」と伝えています。以下、<<~>>が引用部分となります。
<<・・この日の演説は国会本会議場ではなく国会図書館大講堂で行われた。全体の議員300人のうち約60人だけが出席し、座席300席の多くが空で、静かだった。共に民主党のユン・ホジュン緊急対策委員長とパク・ホングン院内代表、国民の力のイ・ジュンソク代表とクォン・ソンドン院内代表など与野党指導部は参加したが、パク・ビョンソク国会議長など国会議長団は見られなかった。
国会議長室関係者は「議長団は国会を訪問したスウェーデン国会議長と面談後、議長室で演説を視聴した」と話した。演説が終わると、出席者たちは拍手を送ったが、日米英など23カ国議会のオンライン演説のたびに見られたスタンディングオベーションは出てこなかった・・>>
特に、参席した議員たちも、電話に出たり、拍手を『静かに(?)』送ったりして、どうも応援するスタンスには見えなかった、とのことです。この部分は釜山日報というローカル紙の記事ですが、https化されていないようで、hを消したURLだけ紹介します 「 ttp://www.busan.com/view/busan/view.php?code=2022041118100627879 」です。記事は、今回のオンライン演説は共に民主党所属のイクァンジェ外交通商委員長が、委員会主管で提案したものだとしながら、こう書いています。
<<・・韓国ではこの日午後、国会本会議場ではなく図書館大講堂でオンライン演説を行った。これにより主要国家議会で開かれた演説に比べて、パッとしない雰囲気が演出された。日本も議会本会議場に大型スクリーンを設置することが難しく、議員会館でオンライン演説を行ったが、相当数の議員たちが出席し、支持を表明した・・(※韓国国会は、参加者が60人しないなかったので)なにより出席者の数が、失望するしかなかった。満席だった主要先進国と大きく比較される場面だった。
特に、一部の議員は演説中に電話を受けるなど、集中しない姿を見せた。他の主要国の議員たちは、演説が終わると、まるで約束でもしたかのように、皆が起立したまま拍手を送り、応援と支持の意を表わした。しかし、この日の韓国国会の議員たちは、演説が終わった後も席に座ったまま、やや静かに拍手を打つにとどまった・・>>
共に民主党の人が提案したものなら、もう少し参加者がいてもおかしくないところですが・・これなら何でわざわざオンライン演説をお願いしたのでしょうか。世界的にゼレンスキー大統領の演説は話題になっており、好評で、日本でもやったから、だから韓国でもやるべきだと思ったのでしょうか。議員ではなく通訳の人が感動して、演説の通訳中に涙を流したと聞きます。ネットでもこれは問題だと指摘されていますが、なんか、「韓国の『国格』に合わない」との指摘が出ている、とのことでして・・そういう問題じゃないでしょうに。
「オンライン上では、高い参席率とともに起立拍手を送るなど全幅的な支持を送った他の国の国会とは違う姿だと言われている」としながら、クッキーニュースはこう伝えています。「SNSなどには、『国格を国会議員たちが下げている』『私達の政治はまだまだだ』などの批判が相次いだ」、「先月23日、ゼレンスキー大統領が日本国会で行ったオンライン演説では、参議院および衆議院議員約500人が参加した。演説が終わった後には、岸田文雄首相をはじめ、議員たちは一斉に起立拍手を送ったりもした」。
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