韓国メディア「ノーベル財団の韓国ノーベル賞受賞者は『3人』になっている」

韓国ノーベル賞が「実は3人」という記事がありました。最初は「実は3人でした!じゃじゃーん」「1人より2人がいいさ2人より3人がいい」「ノーベル賞なら無限にください」な記事かと思いましたが、読んでみたらなるほどそういうことか、なものだったので紹介します。アジア経済(15日)です。また、ノーベル文学賞を受賞した韓江(ハン・ガン)氏が、賞金を竹島(韓国で言う独島、以下引用部分なども『竹島』にします)関連で使うというニュースが一部SNSで流れていましたが、ソウル新聞(14日)など各メディアが公式に確認したところ、すべてフェイクニュースでした。なんか、一気に数十万回も読まれるほど大きな話題だったとのことです。他にもハン・ガン氏の名前を利用した偽ニュースがものすごく増えている、とも。以下、ノーベル賞関連で2つのニュース、各紙から<<~>>で引用してみます。

<<・・Facebookには、10日、韓江(ハン・ガン)作家のノーベル賞受賞の知らせが知られて以来、ハン・ガン氏を詐称した偽ニュースが急速に広がっている。最も代表的なのが「(速報)漢江作家がノーベル賞賞金を全額竹島平和のために寄付する」という内容だ。ハン・ガン氏はノーベル賞賞金の使用計画などについて言及したことがない。現在の偽のニュースと一緒に上がってきたリンクをクリックすると、様々な偽のニュースが上がってきたサイトにつながる。他の投稿も「ファン・ヒチャン選手が結婚する」「シン・ユビン選手がメダル褒賞金を全額国軍に寄付する」などの偽のニュースだ。これを既定事実として受け入れた人々が「いいね」を押しているわけだ(ソウル新聞)・・>>

 

前にも似たようなことをエントリーしました。例えば、「国連が韓国語を共用語に認定する案件を上程(記事によっては「採択された」)、日本語は棄却された」などのニュースがそうです。最初は「冗談で楽しむためのものだろう」と思いましたが、ニュースウェイというネットメディア(2022年4月8日)の報道によると、そうでもない・・とのことでして。ソース動画のコメントを読んでみたら、どうやら本気の人たちが集まる場のようだ、と。一部、「検索してみても相応のニュースがヒットしない」という疑問を提起する人もいますが、「マスコミはこういうのは報じないから」という強烈なコメントも。「最近、こういうコンテンツが大人気だ」とも。それでは、次のニュースです。

 

<<・・ノーベル賞を主管するノーベル財団には韓国出身の受賞者が3人で登載されている。どうしたのだろうか。韓国出身で初のノーベル賞の主人公は1987年ノーベル化学賞受賞者であるチャールズ・ペダーセン(1904~1989)だ。大韓帝国末期、釜山で生まれた米国国籍の有機化学者だ(※記事では言及していませんが、Wiki情報だと日本名は『安井良男』でした)。父はノルウェー人、母は日本人だ。韓国で働いていた父親に従い、8歳まで韓国で暮らして日本に渡った。その後、父の勧誘でアメリカの大学に進学した。デイトン大学で化学工学を専攻し、マサチューセッツ工科大学(MIT)で有機化学の修士号を取得した。

彼は1967年、米国化学会社のDuPontのジャクソン研究所で在職中にクラウン・エーター(Crown Ethers)という有機化合物を発見した。その功労で、発見20年後の1987年83歳でノーベル化学賞を共同受賞した。彼は博士学位のない最初のノーベル化学賞受賞者だ。共同受賞者はジャンマリー・レン(フランス)、ドナルド・クラム(アメリカ)だ。彼らはペダーセンの研究に基づいて後続の研究を行った。

 

彼は出生だけ釜山で、学・修士を米国で取得した米国国籍者だ。実質的には韓国ではなく米国受賞者とみなす。だが、ノーベル財団は出生地を基準として公式にペダーセンを韓国出身初のノーベル賞受賞者と記録した。その理由は、ノーベル財団を設立したアルフレッド・ノーベル(1833~1896)の遺言によるものだ。ノーベルは遺言状に「受賞候補者の国籍は考慮しないように」という意を明らかにした。スウェーデン、デンマーク、ノルウェーなど、スカンジナビア諸国の人々に対する特恵なしに最も適した人物に賞を与えるための趣旨だ。

これにノーベル財団は基本的に受賞者の「出生地、所属機関、授賞動機、賞金分配率」とともに、受賞者が亡くなったた場合はその地名も含めて5つの情報だけ記録する。国籍と人種などは記さない。もし複数国籍者の場合、どの国の受賞者として扱うべきかなどの複雑な問題が発生することもある。ある人物の国籍を決定する原則が、国別に異なるためだ・・・・さらに、スウェーデンのアカデミーは、国家主義的な動機で推薦された候補者は検討しないと明らかにしている。ノーベル文学賞は、ある国家の文学を評価すことが目的ではなく、個々の作家に与えるものだ。したがって、特定の作家を宣伝、または推進する国家的なキャンペーンは、むしろ思わしくない影響を与える可能性がある(アジア経済)・・>>

 

 

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