韓国メディア「韓国が遅れを取るとは（原文ママ）・・世界最高の国はスイス、日本」

題で始まり、題で終わりそうな内容ですが・・韓国メディアが、「韓国が遅れを取るとは（原文ママ）・・世界最高の国はスイス、日本」という記事を載せました。実はこれ、2年ぐらい前に結構大きな（？）話題を集めたランキングでもあるので、今日も取り上げてみます。ちなみに2023年1月8日にも取り上げたことがありますが、偶然か必然か、当時も今日もソース記事はマネートゥデイ（2023年1月8日、2024年10月27日、題が本題なので今日の記事は引用しません）。何かのランキング、特に日本がどうとかのランキング関連記事が不思議なほど多い（そして結果による一喜一憂がはんぱない）韓国メディアの記事。

その中でも記憶に新しいものが、U.S. News and World Reportの「Best country」ランキング関連です。本ブログでエントリーしたのは2023年1月8日ですが、その約1週間前から「韓国は世界で6番目に強力な国だ。日本は8位だ」という記事が大きな話題を集めていました。US N&Wレポートで、韓国が6位になったという内容でした。当時も日本では、順位などはどうでもよく、パワーだけ取り上げる記事があふれる、しかも1週間以上関連記事が各メディアから続いたことなどで、結構な話題（？）を集めたと記憶しています。まず当時の記事、＜＜～＞＞でちょっとだけ引用してみます。ちなみに当時の記事の題は「『日本より強力な国』韓国、6位・・1は米国か、中国か？」でした。今回もそうですが、当時も題で始まり、題で終わったとも言えるでしょう。ある意味、ここまでが本題でした（笑）。

＜＜・・韓国が日本を抜いて、世界で最も強力な国家6位に上がった。先月31日（現地時間）、米国プレビュー週刊誌ユーエスニュース＆ワールドレポート（US NEWS AND WORLD REPORT、以下USNWR）は「2022世界で最も強力な国」（the planet’s most powerful countries）ランキングを発表した。USNWRは毎年全世界85カ国1万7000人を対象に政治、経済、軍事力を含む国家影響力などをアンケートして順位を発表する。過去の調査で8位だった韓国は2階段上昇して6位を記録した・・・・2位はGDP 17兆7000億ドルの中国だった続いて3～5位には順番にロシア、ドイツ、英国が名前を上げた。 7位はフランス、8位は日本、9位はアラブ首長国連邦（UAE）、10位はイスラエルが占めた。 過去の調査で6位だった日本は韓国と席を変えて2階段下落した（マネートゥデイ、2023年1月8日）・・＞＞

でも、繰り返しになりますが、これは全体ランキングではなく、Best countryの「Power」項目だけの話です。聯合ニュースなど本当に一部のメディアだけは全体ランキングもちゃんと報じましたが、ほとんどのメディアは、そうではありませんでした。ここでいうPowerとは、軍事力などのことです。アドベンチャー（生活の刺激さ）、アジリティー（環境変化に素早く対応できる敏捷さなど）、文化の影響力、企業家精神、Movers（国際問題に対する備え、勢いや方向性など）、ビジネスのオープンさ、パワー、生活レベル、社会正義（人権、環境、信教の自由など、共通した信念による文化的団結、目的意識など）の項目をそれぞれ調べて、総合順位が決まります。ちなみに日本は「パワー」以外では全て韓国より上位にランクされています。全体ランキングでは、日本が6位、韓国は20位でした。総合順位ではスイス、ドイツ、カナダ、米国、スウェーデン、日本、オーストラリア、英国・・の順でした。

で、今年もそのランキングが発表されました。今年は韓国が18位に順位を上げ、日本も2位まで順位が上がりました。スイスは相変わらず1位。レポート原文はこちらになります。今年は、スイス、日本、米国、カナダ、オーストラリア、スウェーデン、ドイツ、イギリス、ニュージーランド、デンマークの順でした。以下、せっかくだから日本についての概要の部分だけ、原文から引用してみます。

＜＜・・日本は、世界で最も教養が高く、技術的に進んだ国の一つで、4 つの主要な島と 6,800 以上の島々からなる国です。日本の大部分は山と深い森林地帯で覆われていますが、国民は明らかに都会的な生活を送っています。長い間、近隣諸国の文化的影響を受けてきた日本は、いまは古代の伝統と西洋の生活の側面を融合させています・・・・日本は立憲君主制に基づく議院内閣制を採用しています。天皇は依然として国家統合の象徴としての地位を保持していますが、実際の意思決定権は選挙で選ばれた政治家が持っています。世界第3位の経済大国である日本は、2011年の地震と津波による製造業の混乱からほぼ立ち直りました。日本は自動車、電子機器、鉄鋼の世界有数の生産国です。国内総生産と雇用の面では、サービス部門が経済の最も高い割合を占めています。

日本は茶道、書道、華道などの伝統芸術で世界的に知られています。自国だけの庭園、彫刻、詩歌の伝統が存在します。日本には12を超えるユネスコ世界遺産があり、海外では最も有名な外国料理の一つとされる寿司の発祥地でもあります。日本は多くの武道を発達させてきました。最も有名な伝統スポーツは相撲で、その起源は8世紀にまで遡ります。核ミサイル計画をめぐって北朝鮮との緊張が高まる中、日本の政治家の中には戦後の平和憲法の改正を求める者もいます。北朝鮮が東アジアで核実験などを続けていることから、日本政府は米国が日本防衛に尽力するという確約をワシントンに求めるに至りました。国内的には、日本は世界で最も高齢化が進んでいる人口と出生率の低下がもたらす経済的影響と戦っています（U.S. News and World Report）・・＞＞

午後は、やはり選挙関連（韓国メディアの反応とか）をエントリーして、選挙・投票関連の自由掲示板みたいに利用できるようにしたいと思います。さて、日本人として初投票、行ってきます。あえて期日前投票はせず、この日を待っていました。

   ・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊（2024年5月2日）＜Z世代の闇＞です。いまの韓国の20代、30代は、どのような世界観の中を生きているのか。前の世代から、なにが受け継がれたのか。そんな考察の本です。・準新刊（2023年12月21日）、＜韓国の絶望、日本の希望（扶桑社新書）＞も発売中です。「私たち」と「それ以外」、様々な形で出来上がった社会の壁に関する話で、特に合計出生率関連の話が多目になっています。・既刊として、＜韓国人として生まれ、日本人として生きる＞（2023年7月29日）も発売中です。2023年、まさに心願成就、帰化できました。その際の、自分なりの持論に関する本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。それでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。