中国との通貨スワップが終了した件で、韓国のマスコミは、「終了した」としつつも、「すぐ再開できる」という見方が強くなっています。
なぜ「再開」なのかというと、「終了して空白はできたものの、すぐに前の協定内容そのままに再開するだろう」と見ているからです。
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しかし、中国側の反応は違います。
<・・中国当局は公式立場を明らかにしていない。こうした中、官営メディアの環球時報が韓中通貨スワップと関連して国策研究機関の当局者の発言を紹介した。バイミン商務省国際貿易経済協力研究院国際市場研究所副所長は10日のインタビューで、「中国はすでに30以上の国と通貨スワップ協定を締結したが、実際にそれが稼働された場合は多くない」とし「韓中の経済状況を見ると、稼動する必要はない」とした。これは、中国側が交渉に積極的でないという意味だ・・>。
http://v.media.daum.net/v/20171011112308192
環球時報は、中国共産党の機関紙(人民日報)系列のメディアです。ここに載っているインタビューは、中国共産党の意見を民間人に代わりに言わせるようなものです。
内容的にも、韓国では「人民元の国際化のためには韓国との通貨スワップが必要だ」としていますが、その主張に対する反論にも見えます。
さて、本当に「空白」なのか、それとも「終了」なのか、1~2ヶ月すればわかることではあります。
でも、こんなに韓国と中国の意見に差がある状態で、1ヶ月後に「再開しました」というニュースが流れると、それはそれで、また何か裏があるということではないでしょうか。
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