韓国には、「先山」という言葉があります。先山は、もともとは「先祖代々墓を作る場所」のことです。昔からその場所が山にあったため、先「山」という言葉になったと言われています。
もちろん、必ずしもその場所が山だとも限らないので、先山は「墓が集まっている場所」、または先祖の墓そのものを意味する場合もあります。
最近は「先山」たる山や場所を持っている人を見つけるのが難しくなりました。もっとちゃんとした公園墓地(霊園)に墓を移し、山や土地は売り払う人も多いです。
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ですが、だからといって、前からあった先山が全て消えたわけでもありません。いまでも大勢の人たちが、代々先祖の墓として使ってきた土地に、親の墓を作っています。
その先山の場所は、それが山だろうと普通の土地だろうと、殆どの場合は田舎にあります。しかも、都会からはかなり離れた場所にあります。
一昨日あたりから、その田舎の人たちが、「うちの町に遺体を埋めたければ寄付金を払え」と、遺体を運ぶ車の通行を邪魔していることが話題になっています。もちろん、墓を作る場所は、遺族が所有権を持っている私有地で、普通は人が住まないところ(人が暮らすところから結構離れた場所)にあります。
<・・葬儀車(遺体を運ぶ車)を対象に、町への寄付という形で「通行料」恐喝行為が全国各地で行われていることが確認されました。葬儀業界と葬儀車運転手、遺族などは忠清地域で通行料恐喝行為が十数年前から最もひどいと話しています・・>
http://v.media.daum.net/v/20171016183621445?rcmd=rn
最初は1件だけが話題になっていましたが、全国各地で同じことが横行している、とのことでして。
田舎の道は、1ヶ所さえ2~3人で防ぐと、車が通れません。それに、万が一「町への寄付金」を出さずに墓を作っても、報復のつもりで「墓を荒らす」風習がある韓国で、その墓が無事で保存できるかどうか・・・
個人的には、韓国のこういう「遺体商売」が、ニュースになって知られるようになったのは不幸中の幸いだと思っています。蔓延していますから。遺体を「人質」にしての商売は。
私は、遺体を運ぶバスの運転手が、寸志(お金)をくれなかったという理由で、バスから遺体を出してくれないのをリアルで見たことがあります。
「よくあること」と言われました。
※明日(10月18日)は、あまり更新できないと思います
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