心術(シムスル)

もともと土日は「なんかいつもと違うネタ無いかな」と悩んだりしますが・・火曜日の夜あたりにレナのハロウィン写真でも載せるとして、今日は、「心術」という言葉を紹介します。

皆さんは、心術という言葉の意味をご存じですが?もしご存知でないなら、「心」と「術」でどんなイメージをお持ちでしょうか。

日本語の辞書的な意味を調べてみると、グーグル卿曰く「心ばえ」「きだて」「行為や動機が発するもと」などの意味だそうです。他にも、「心の持ち方」などの説明がありました。にゃるほど。

 

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心という字と、術という字は、日本と韓国に共通して存在します。

ただ、漢字が入ってくる前から、日本には日本語「こころ」があったでしょうし、韓国(朝鮮半島)には「マウム」という言葉がありました。どちらも漢字の「心」にあたいするものであったため、こころもマウムも、漢字表記は「心」になりました。

心+術で、昔の日本人が「これが心と術で表記すべき意味だ」としていたのは、「こころばえ」や「行為や動機のもと」だったわけです。心+術ですから、それは確かにそうであると思えます。

 

「心」の日本語辞書には・・その意味がどうなっているのでしょうか。これは、意味が多すぎるので、ここでは省略します。

韓国語辞書の「心(マウム、마음)」にもかなりいろんな意味が載っています。「感情、考え、記憶などが生まれるところ」「何かをしようとする意」「内面の感情や心理」「心を使う態度」などの意味があるみたいです。

普通に使っている言葉の辞書的な意味を見ると「え、こんな意味もあるんだ」となかなか新鮮ですね。しかし「心」の意味が「心を使う態度」ってこれ説明としてどうよ・・

 

じゃ、「術」は何でしょうか?日本でも韓国でも、基本的には「術≒方法」のようです。

日本側の辞書だと「何回も行って自分のものとなった能力。手仕事の能力。学問。わざ」、「一定の技能によって行われる仕事。その仕事のやり方」などです。

韓国語だと、「ある目的のために事を運ぶ巧妙な考えや方法」「(民俗などで)占う方法」となっています。

 

じゃ、本題ですが・・韓国語「心術(シムスル、심술)」は、どんな意味なんでしょうか?昔の朝鮮半島の人たちは、「心」と「術」の表記が、どんな意味に相応しいと思ったのでしょうか。

それは、「いじわるして他人を苦しめたり、他人の良いことを妬む悪しき心」です。

※ソース・・DAUM語学辞典(dic.daum.net)

 

「心」の部分に、先の「心」の韓国辞書の意味を入れてみます。適当に「生まれるところ」を「源」にしてみると・・

「心術≒いじわるして他人を苦しめたり、他人の良いことを妬む感情、考え、記憶の源」。

ちょっとちょっとちょっと!どうしてそうなる!どうしてこうなった!と思わざるを得ません。心と術なのに、なんでこんな結果になるのでしょうか。

 

考えられるのは・・そうですね。曇り戦闘力500以下の方は危険だからお読みならないほうがいいと思いますが・・

昔、朝鮮半島の人たちが「心」と「術」の漢字表記にもっとも似合う(もっとも自然に合う)と考えていたのは、「恨」に近いものではなかったのでしょうか?

 

邪推です、はい。

 

 

 

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